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 今年も節分がやってくるぞ~!

今日あたりはほんの少しだが「春が来るのかな~・・・」そんな兆しのようなものを感じた。

雪国育ちの私には、やはり春は特別な想いを沢山経験しながすごしたような気がする。
まず第一に響きがいいですね! プラス思考の自分にとって最高の響きなのだ。

父親が率先して大きな声で「鬼は~外・・・  福は内~・・・」この響きも忘れない。
節分はそうして豆をまくのだ・・・・、そう思って育った。
しかし、都会ではこの声を聞くことがない。 成田山や神社仏閣なら有名人も招んで盛大にやるのだが・・・

イベント業に携わっていた頃、よくデパートやスーパーの催し物でそうした行事の司会をやったことがあるが、お客様の顔の殆どがニコニコ顔でみんな福の神。 鬼なんかどこにも居そうにない。
考えて見れば、鬼も最初から鬼であった訳でないだろう・・・  花咲か爺さん等の昔話に沢山の悪者どもが登場するが、幼稚園等での鬼さんは可愛い。

どこの家もみんなして「鬼は外」と追い出すから余計鬼もいこじになる(笑)
さあ!鬼も一緒においで・・・  そうそう!鬼は内だ・・・!  そんなことを考えた時期があった。
不思議なことにそう思うと心がとっても温かくなる・・・

人間というのは非常に好き嫌いの激しいところがある。
良いと思えばとことん好きになる! 嫌と思えば坊主憎くけりゃ袈裟まで憎いの例えの如しだ。

人を信じられなくなった少女が優しい青年医師の心に魅かれ、あの鬼のような形相だったのがなんとも可愛い少女に生まれ変わる。 映画「赤ひげ」の一シーンでしたが心打たれる。

人は、何を称して「鬼」というのだろう・・・。 お寺の子として育った私は子供の頃から「天国(極楽)と地獄」の話しを何度も聞いて育った。
あの「蜘蛛の糸」も小学校へ上がる前から知っていた。

良いことと悪いこと。 つまりものごとの善悪だ。
自身のものの考え方でその殆ど、相手を鬼にしなくて済むのだ。

私は他の誰よりも話が好きな方だと思っている。 しかし、どんなに話を重ねても人間関係にひびを入れないのは私が他人の噂話を基本的にしないことだと思っている。
つまり、話題の殆どは自分の経験談や自身の歩いてきた道を振り返ってが殆どだから決して他人に危害を加えることはない。

今回、渋谷で舞台をやるが大きな出費が待っている。
若い生徒さんが多い教室にあって、発表会は至難な技と言っても良いだろう・・・。
音響と照明だけならお茶にごしのように安く上がる。 しかし、日本舞踊や新舞踊のように、艶やかで、華やかで、より美しくとなると当然費用はかかる。
前回は初めてということでゆかたざらいのようだったが、今回は波島陽子旗揚げのような舞台なのだ。
従って、社を上げてお客様に楽しんでもらいたいと願う気持ちから半端でなく豪勢なものとなろう!

ここで怖いのは、その気持が返って仇となり、それが当たり前と思われることだ。
ご年配の皆さんはさすがにどういうことか分かって下さるが若者はそうはいかない。
つまり、言い方を変えれば自己中心的な若者も結構いるという現実をどう取りまとめるかだ。  
当然恩にきせたりすることはあり得ないが、せめて心のどこかに「感謝」の気持を持てる素直さと出会って欲しいと願って止まない。

実は、節分の話しをしたのはこれと全く無関係ではないのです。

鬼は外! 福は内! 知っている・・・・、聞いたことある程度の日本の文化は段々と姿を消していく。
そうではないのだ。 良き伝統は受け継いで欲しい! 素晴らしい心根は自分のものと化してほしい。
一生の間に、心を許せる人は一体何人いるのだろうか!
騙されてもいいから嫌いな相手にも自分の心を投げかけて欲しいと思う。

噂話をすれば角が立つ! それは非常に無責任な心から何か(言葉)を発するからだ!
自分に親切で優しい人が良い人で、苦言を呈する相手は嫌いが現状なのかも知れない。
お金をくれたから良い人で、くれないから悪い人! 了見の狭い心をさらけ出すことのないように、今度の節分には思い切り大きな声で「福は内! 鬼は内!」と叫んでみたらどうだろう・・・。

きっと素晴らしい春が来るような気がします。

 お疲れ様でした

今日は水曜日ということで例によって私の特別授業が行われる日だった。
一昨日締め切ったがなんと参加者10名という盛況ぶりに困惑(笑)

これは2月の本番(舞台)を成功させる為に今回だけという限定の特別レッスンなのだが嬉しいことに評判がいい!
私は踊りが出来る訳ではないが演技指導には自信があった。
通算20数年は芸能関係に関わり、司会者を育てたりタレントの指導をしたりが実際に生かされていると思う訳だが何度やっても指導は難しいものだ。

しかし、それはレベルの高いところでそう思っているのであって、基本的なことならある程度自信はあった。
2月まではあと数回しかないけれど出演者(生徒)に欲が出てきたことは嬉しい。
もともと、波島先生の振付作品がその人にとても適していることもあって基本的にはそこから正解なんだろう。

会を成功させたい・・・はその欲が成長へと導いているのがひしひしと伝わってくる。

1月の初めに見てあげた生徒がまだ1年経つか経たないかのお稽古不足での参加で実は頭を抱えていたのだが、なんと一変。 当時は途中で真っ白になり動けなくなって涙をこぼしてしまったのだ・・・。なんか自分が泣かせてしまったようでバツが悪かったのに、なんとなんと・・・・なんとなんと・・・ どうしたんだ一体!?
まるで別人のように踊っているではないか・・・?
振りをお覚えたくらいならなんとなんとにはならない・・・・ 魅せられるかもの演技なのだ。
吸い込まれるように心を奪われ、勿論途中で音楽をストップなんて忘れてしまっている・・・・!???
だれだれだれだれ・・・・・・誰この人一体・・・・? そのくらいな上達ぶりなのだ。

いくら本番が直前だからといってここまで上達するってあるんだろうか!?信じられない・・・・!!!???
それよりも唖然とし、感動していたと言った方が正解だろう。
勿論、相当な努力をしなければこうまではならない。 最初の心配があっただけにとうとう感激のあまりあふれ出るものを止められなかった。 私だけでなく、そばにいた生徒ももらい泣きするほどだ・・・。
これほどの感激はここ何十年もない素晴らしいものだった。

今回出演する生徒たちの質の良さに更にこみあげてくる。  こんな気持で本番を迎えようとしているんだ・・・!
嬉しいというより、こんな素晴らしい生徒に巡り合えたことの幸せに更に目頭を熱くしてしまった。

良い教室だ! 素晴らしい生徒だ! これなら本番が成功しない訳がない・・・。
本日参加のお稽古に全て三重丸をつけました。

みんな気持のある生徒さんだからこそですね! なんて素晴らしい!
午後1時スタートで夜11時までが本当にあっという間だった。 疲れを感じないのはこの感動のお陰だろう!
大きな声でありがとうと言いたい。  お疲れ様でした。

 心配御無用でござる

先日(13日)の合同稽古で出演者が一同に会した訳だが、みなそれぞれに大きな反響があり刺激を受けたようだ。
生徒さんの日頃のお稽古はおそらくその殆どが一人でのお稽古が多いから、そこからして大きな勘違いの向きもある。
各自事情も違うのでいちがいには言えないが、出来ることなら前後の生徒さんのお稽古風景も見た方が役に立つのにといつも思っている。

自分のお稽古が終わると「お疲れ様でした・・・・」とお稽古場を後にする。
合同稽古の時に感じた「興奮」は、少なくとも日頃のお稽古を見ていればそう極端に刺激を受けることはないはずだ。
でも、そこが素人さんらしいところで良いところかも知れないね。
ただ、今回のような素晴らしい会場での発表会は、やはり見る人を唸らせるほどであって欲しいと思うからついついこちらも力が入ってしまう訳だ。

私は、20数年の舞台演出の経験から、どうすればお客様が感動し喜ぶかを知っている。
特に今回は完全に身内のイベント!失敗はしたくないし出来ないのだ。 それは家元のためにも言えること。
全国から、波島作品(振付DVD)愛好者がやってくる。 各先生たちは口を揃えて「直接波島先生にお稽古をつけて頂いている生徒さんが羨ましい・・・・」と言うのだ。
なんでもそうだが、それが当たり前になってしまうと慣れっこになり大切なもの(心)を失いかねない。
私が今回特別に本番までの間に限って「私の塾」を開いているのはそのためだ。

ここまで習った段階の舞台を披露するのでなく、魅せる舞台に変身させるのが目的。 つまり、この舞台をわざわざ奄美大島・福岡・兵庫等々遠路はるばる観に来てくださるのだ。
つまり、これは形を変えた「おもてなし」と言えないか・・・

究極な指導の中で生徒たちの動きが見違えるようになった。 時間のない家元に対する援護射撃なんだろう!
今まで見せたことのない表情は大鏡で確認できる。
このままお稽古を続けたらきっとお客様は感動してくれるだろう・・・までは進んだようにも思う。
折角の晴れ舞台なのだから多くのお客様に喜んで頂きたい。

その意味が分かってかそれぞれに少~し欲が出てきたようにも見える。嬉しいことだ。
拍手喝采を受けて一番感動を覚えるのはそれぞれ踊り手本人だということがきっとその時分かるのかもしれない。

特に芸事は1日や2日の短時間でなど決して身に着くものではない。 従ってどうしても月2回よりは3回、3回よりは4回と通った人はそれだけ違って来て当然だ。
かと言って各自それぞれ事情があって回数は決まっている。 だから、できるだけ遜色の無いようにしてあげたいのだ。

おそらく、こんなお稽古場は全国どこを探してもないはずだ。
ある人がこう言っていた。 「サービス」は損得(利益追求の中)で行われるが「おもてなし」はただ、心から相手の事を思っての行動・・・・だと。
そうだとすれば、波島先生はまさに「おもてなし」そのものということになる。
私がたまに先生のいる前でそうした気持の持ち方的なことを第三者に話すことがある。 すると決まって先生は嫌がる。
決して前面に出ようとしない。まして「このようにしてやっている」などということは絶対にあり得ない。
それを知っている私たちスタッフは、ではどのように波島をアピールしたら良いのだろう・・・となる。
それは、ある意味今回の準備を見れば分かる。 パンフレットをデザインしたスタッフ。舞台を創ろうとする明治座のスタッフ。かつらや着付け・顔師に至るまで、陽子先生のためだからと腕まくりをしてくれるのだ。

新舞踊の会できっとここまで温かいパンフレットはないでしょう! 全国の舞踊の会でここまで心の通った舞台はないでしょう(舞台監督の弁)。 今日、司会者との最終打ち合わせを終えたが、「先生は幸せですね・・・」となる。
「これこそお人柄なんでしょうね・・・・」と。
私も心からそれは思う。 だから、とことん手伝ってあげたい。
「素晴らしい舞台だったね・・・・」と言って頂きたい。スタッフみな同じ気持だ。これが波島の人徳なんでしょう。

日を重ねるごとに、興奮と期待の言葉が送られてくる。
「大丈夫ですよ!そう思う心がすなわち一生懸命やろうとする心の現れだから・・・。」
私もスタッフも、どんなことがあろうとこの舞台は成功させたいしさせるつもりだ。従って貴方の失敗はありませんよ・・・と言いたい。
是非思う存分素晴らしい舞台で楽しんで駆け回って欲しい! それぞれに、見事なほど作品が的中していると言っていいが、それはつまり、キャスティングが当たっているのだからそれだけで半分は大成功と言って良いのだ。
出演者はまだそこに気づいていないのかも知れない。 きっとどの会よりも美しく素晴らしい舞台が完成するはずだ。決して心配ご無用ですよ!
素晴らしい思い出の1ページにしてください。

正直、1日1日と日を重ね、一番興奮しているのは私かも知れません。




 プロ根性はいつまでも同じ!

演出

もう20数年にもなるだろうか! 東北地方の山奥のまたその奥に「町おこし」を頼まれて数年その地域振興事業に関わったことがあった。
昔、大ヒットを飛ばした当時の青春スター(歌手)「三田明」を中心にプログラムを組み、その演出構成を手掛けたときのことだった。
この写真は、前座で演じた地元の皆さんが踊る「ひょっとこ踊り」の1シーンですが、この仕掛けは当然この町の人はどうなっているのかはまったく分からない。
これはクレーン車で20mも吊り上げる大仕掛けが施されている。 吊っている線はピアノ線なので夜だと肉眼では見えないのだ。
舞台背景はここにある茅葺の家がそれだ。つまり、楽屋になっているそのまた後(茅葺家の)にビル工事に使うあの大型クレーン車がスタンバイ。  昼のうちに綿密な打ち合わせと秒単位の指令がインカムで飛んでいる。
このシーンは「おら東京さ行くだ・・・!」の曲に合わせて踊っている二人の踊り子。
2コーラス目が終わり3コーラスに入る前の間奏で女性が宙に飛んで行くという設定だ。
間奏で右の男性が踊りながら女性にそのピアノ線をセットする。これはリハーサルをやることで3秒とかからない。
だから、突然宙に浮く女性に観客は聞いたことのないどよめきとなる。勿論、夜だからその線は全く見えない。
写真の高さの4倍は吊りあげる。これが驚きなのだ。この日は丁度中秋の名月で吊られた彼女はまるでお月さんまで行くのかと思えたほどだ。
1800人ほどいた観客のどよめきとその後の拍手、今でも忘れることは出来ないシーンだ。
これは当然プロの仕掛け人がこのシーンだけで20万もの予算で行ったひとコマなのだ。小林幸子のステージを担当しているプロに依頼して行ったもの。大成功でした!

と言って、今回お話ししたいのはここではない。(今日はもっと長文になるから覚悟を!)
実はこの後にいよいよ三田明の登場となる。
私は事前に、三田さんが何番目の歌が終わると客席に入って歌うからスタッフにショーが始まる前からその道(通路)だけは空けておくようにと伝えておいた。ここは「絶対空けるんですよ!」
それが大問題を引き起こすことになる。

歌謡ショーは順調に幕を開けた。私は客席後方のやぐらの上で総監督として指示を送っていた。
やぐらの高さは約3mほど。
さあ!その時間まであと1曲。 ところが下(客席)を見ると空けるべき通路はしっかり埋まっているではないか????
計画通りに進行させたい私としては下にいるスタッフ(女性)に大声でその席を空けるよに怒鳴りにも近い勢いで再度指示。もうそのスタッフの手には負えない。
仕方なく、歌っている最中に私はやぐらから飛び降りた。
「グキっ!」痛ッ!!!!  今まで味わったことの無い激痛が走る。 左足首を痛めたらしい・・・・
しかし、そんなこととは関係なくショーは進んでいる。
とりあえずお客様に心の声を上げ、叫ぶように訴えた。 その通路は万全ではないが確保できた。
はいつくばるようにやぐらに戻る。 もう気が遠くなるほどその激痛が増している。
「何でもいいから氷をいっぱい持って来て・・・・」それだけ言うのが精いっぱいだった。

ショーは大成功に幕を閉じ、1時間後に打ち上げパーティーだ。
打ち上げを仕切っていたのも私。 旅館には出演者はじめ、町長・助役、商工会長他お偉方が勢揃い。
もう完全に私は左足は着けず這うように皆さんの前に出た。
「今日はお疲れ様でした。何もなく無事に大盛況のうちに幕を下ろすことができました。皆さんのお陰です。本当にありがとうございました。」と挨拶。 乾杯が終わって、大したことないですが念のため医者に診てもらいに行って来ます・・・・と宴席を後にした。 そこには病院はなく診療所だけ。
結局レントゲンが無いので痛み止めだけ打って町の病院へ行った方が良いと言われそのまま自宅までスタッフに車で送ってもらい翌朝病院に行った。
複雑骨折ということだった。

やっと治ってその町に再度ご挨拶。 この話は町中に広まっていたらしい!
勿論、途中で骨折を知った町長たちはその話で持ち切りだったのだろう!
痛みはそんな生易しいものでは無かったが・・・
勿論、観客の誰も私が痛がっていることすら知らない。本番中に口が裂けても「痛い」などとは言えないしね!

「あの人は素晴らしいプロ根性の持ち主だ!あの状態で何もなかったように最後まで仕切る責任感はちょっと真似のできるものではない・・・・」そう称賛されていたらしい。
その後、イベント企画は全て私の会社が任されることになり数億の振興事業へとつながった。

これは決して自慢話しをしているのではありません。
プロとはそういうものなのだということです。

ただ、衰えてないな~と感じたのは先日の波島陽子の舞台の合同稽古の時でした。
全ての準備をしながら、訂正訂正で遅れていた台本もっやっと前日に間に合うといった始末。
挙句は2日間もの徹夜・・・・

連絡はきちんととり、準備はしているはずでもやはり変更変更、また遅刻の連絡等々
そんな中、音響・照明・衣装・司会等々の確認のために進行は続く。
修正修正でやっかいなことも多い。
こうしてあげたら出演者は喜ぶだろうな~
このような演出なら観客は感動するだろうな~
クレーンで吊りあげたひょっとこのように、気持があれば良い案って浮かんでくるものです。

波島教室の生徒さんは口では語れないほど素晴らしい人ばかり・・・。 それと素人とはまた別問題なんですね。
思っていた以上に順調にことは進み夕方7時前には会場を後にすることができました。

さあ!みんなで食事にでも行きましょう・・・・とお手伝いして下さった生徒さんに波島は声をかけ、3~4人でレストランに向かった。
車を置いてから駆けつけたがまったく食事どころではなかった。
考えてみたら昼食もとれない状況だったことにそのとき気づいた。食べ物が喉を通らない!
「みんなが集まっているのに」、自分が体調悪いは理由にならない・・・・。その通りだ。
そうしたことが職業柄身体じゅうに染みついているのでしょうね。

あれからもう20数年経っているというのに・・・。  しかし、こうまでして打ちこめることがあるということは実に幸せなことだと思う。
「生まれて」「生きて」「生かされて」という言葉がある。
感謝が勇気に代わり行動できるところに人間の妙味があるのかも知れない。

素晴らしい舞台にしたい・・・と思わなければ何も高い上から飛び降りることは必要ないのだ。
生徒さんの喜ぶ顔を見たいがために頑張られるのかも知れない。

青春時代はもうとっくに終わりましたが、誰よりも青春しているような気がして幸せです。

 新年に見た「つるの恩返し」

明日から仕事始めだという3日の午後。
私は忙しく過ぎた年末の残りの作業をと思い、波島教室(お稽古場)に向かった。
冬の装飾から新春の装飾に衣替えするためだ!

お稽古場に着くと中に誰かがいる気配・・・・・!?
そっと鍵を開け、中を見ると障子戸が閉まっている。 
中から聞いたことの無い音楽が流れていた。?????????
そっと障子を開け、かすかな隙間から子供のように覗いてみた。
正面に家元が目をつむってなにやら振付けに没頭しているようだった。
決して目を開けず、空想の世界に浸っているその姿は何故か神秘的だった。

ああ!こうやって振り付けているんだ・・・・・!
まったく入る暇もないそれは決して見てはいけない瞬間だったのだ。
もの音ひとつしても気が散って振付作業が出来ないと言われ、振付の場を一度も見たことがない。
今回は特に2月の公演に向け60曲あまりの振付をした。 凄い・・・としか言いようがない。
2月の作業は終わったはずなのに・・・・! この聞いたことの無い楽曲からすると、依頼されていた振付ビデオ作品の制作作業なんだ・・・・

私が障子の隙間から覗いている様子は気づかれていない。
ここで障子を開ける訳にはいかない・・・・!

仕方なく更衣室のストーブを点け、足を暖めながら仰向けになってメールを打ち始めた。
頂いたメールへの返信が済んでいないからだ!

何通も何通も15分も打ち続けていただろいうか・・・・・
「すいません! そのメールを打つピピピピっていう音が気になって振付けが出来ないんですけど・・・・・」。ビクッ!・・・・
それこそ夢中でメールに集中していて障子が開いたのすら気づかなかった・・・!

「悪い悪い・・・・! 分かった!出直して来るよ・・・」というと「装飾の変更でしょう! 仕方ない!手伝うから先に飾りつけを済ませて・・・・」
急いで正月用に飾りつけてお稽古場を後にした。

「覗かないで・・・と言ったのに貴方は覗きましたね! 何故見たのです・・・」まるで中で機を織るツルの物語を見ているようだった。
「覗かないでと言ったのに・・・・」この作品は今回の舞台でお弟子さんが踊ることになっていてその稽古に何度か立ち会ったせいか音楽がす~っと流れ出てきた・・・
まさに心を込めて機を織る姿を見てしまったようなそんな心境を味わった。
なるほど・・・、こうして作品が出来あがるんだ・・・・。

目をつむってどんな世界に入りこんでいたんだろう!?
芸術の世界の素晴らしさを垣間見た瞬間だった。
本番の舞台で「おつう」を目にする時、おそらく強烈に障子戸の向こうを思い出すことだろう!

まるで夢の世界に引きずり込まれたそんな出来ごとだった。

 おめでとうございます

おめでとう

また新しい年が始まりました。
どんなときも、「始まり」は新鮮で少しドキドキしますね!

昨年、悲しいことがあった人! 辛いことに遭遇した人! 嬉しいことで幸せだった人!
大切な人を亡くしたり、新しい命の誕生に出会ったり、まさに人生はいろいろです。

そんな時、私はいつも思うのです。 新年は、笑顔を満載の「初荷」で行こう・・・・て!
長い人生の道程で、私も辛いこと、悲しいこと、苦しいことは沢山味わって来ました。
でも「笑顔で」、「前向き」でいるといつの間にか元気になるんです。
人一倍明るい性格が自分を支えているのは事実ですが、明るい気持ちでいると必ず道は開けます。

人に語る前に、今年も凛として自分らしく歩いていきたいと思っています。

この2月9日には波島教室の日本舞踊(新舞踊)の舞台があります。
昨年はインド公演で幕を開けましたが、今年はこの日が私の幕開けだと思っています。
普段、経験したことの無い生徒さんが自ら感動の渦の中で興奮できるような演出を施したいと思うせいか、最近はとくと眠れません!! これは悩みで眠れないのではなく、素晴らしい舞台にしよう・・・・と、あれもこれもと考えるといつまでも眠れずにいるのです。
しかし、これが大事なんですね!
これでもか!これでもかと夢を膨らませ、生徒さんの思い出づくりにと思うとついつい腕まくりも本気になってしまいます。
こんな性格だからこそ、他の真似の出来ない演出を考え出すのかも知れません。

性格も、年令も、経験も違う多くの生徒さんがひとつになって創り上げる舞台。
それにふさわしいタイトルが「光春譜」です。
まっすぐに「凛と」・・・・・・

観ないと損ですよ!と胸を張って言いましょうね。 もうすぐです。

どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

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