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 本物を求めての旅

ほんもの

今まさに国を挙げて海外からの旅行客を呼び込もうとあの手この手の算段が繰り返されています。
特に浅草は都内でも、いや日本国内でもトップクラスの観光地として多くの観光客のみなさんがやって来ています。

波島陽子日本舞踊教室では、教室を開校する3年も前から外国人への日本の伝統文化の体験として「振袖や袴」等着物を着ての浅草散歩に取り組んできました。
インバウンドと囁かれて3年ほどになりますが、今や過剰と思えるほどの受け入れ業者が増えました。
人力車だけでも5年前に比べたら倍になったかと思うほどです。
教室の周りでも人力車の車庫の多いのを見てもその凄さが分かります。

話は戻りますが、今すごく目立っているのが「ゆかた(着物)体験」で外国の皆さんはそれがどんな生地であっても「ゆかた」ってだけで孫にも衣装が溢れています。
ポリエステルで無造作に着せられたゆかたや着物?で仲見世を歩く外国人。悲しくなりますね!!
本物(伝統)を伝えたいのではなく商売をして儲けたい。 分からなくはありませんが、粗悪な対応は決して「おもてなし」とは言えないと言いたいのです。

もし、自分ならそれで「満足」しますか!?・・・と問いたいですね。
帯の結び方、仲見世の女将さんの不評さで明白です。
お客様も、安いに越したことないから安価な店に飛び込みます。 大間違いですね。

上の写真(振り袖)を見て分かるように波島教室の提供は「絹」です。
さしている蛇の目傘は1本5万円もする高価なものです。 傘を開いたらあの独特な蛇の目の匂いがプーンとします。
周りは全て洋傘ですね。
スマホで写真を撮っているのは教室のスタッフです。 通訳をし、一緒にご案内して差し上げる。
このサービスを喜ばない筈はありません。 これこそ波島のこだわりです。

おもてなしとはこうしたことを言うのではないだろうか!?
このお客様は結局2日後に今度は日本舞踊を体験したい・・・と突然体験を増やしていきました。
「こんなに親切にしていただいて感動しました!」「今度は是非友達連れて遊びに来ます!」
そう言って帰国されました。

私たちの特徴(こだわり)はこの徹底した「おもてなし」にあるのです。
何でも安ければ良い・・・???  それでは良いものを提供できるはずがありません。
心に残る日本の思い出をプレゼントすることこそ最高で本物のおもてなしではないでしょうか!?

本物2

私は約30年ほど前に何年か仕事の関係でイギリスへ行きました。
「妖精の里」建設の事業で訪ねたのはロンドン等の中心街ではありません。
コーンウォール地方やワイト島  そこはまるでおとぎの国でした。
つまり、妖精に会いに行って来たのです。 素晴らしい視察研修だったことを覚えています。

写真はワイト島のシャンクリンという町ですが町全体が全てこんな建物でなにか童話の世界にタイムスリップしたような気分を今でも鮮明に覚えています。
仕事で3回ほど訪ね、あまりの素晴らしさに個人で1回行って来ました。

私は日本が大好きで日本人の心を大切にしたい張本人です
シャンクリンやコーンウォールで見た景色、出会った人々、ここにも人間らしい生活をしたロンドンとは全く異なる人々を多く見、話す機会を得ました。
まるで3匹の仔豚や白雪姫、ピーターパンが今にも出て来そうな・・・まるでそこは夢の国でした。
日本よりも人々は穏やかでみなニコニコと優しい眼差しを送ってくれたその姿がとても印象的でした。

うまく言えませんが分かりやすく言えば、「ありがとう」のひと言に心がこもっているんですね。
元来、ありがとうとはそういうものだと思います。

先日、テレビのドキュメンタリーで京都の舞踊家「井上八千代・三千代」さんの心根に触れることが出来ました。
私が常に強調している「踊りは心で舞うもの」・・・ということをはっきり言っていましたね。
つまり、相手に伝えるということはただそれだけなんだと思います。 そこに行きつけないから修行をするんですね。

てっとり早く覚える方法って無いに等しい。
それをまるでスマホで答えを得るように手っとり早くなど日本舞踊では無いのです。
日本舞踊というより、伝統は全てそうです。

得て不得手は育ちや経験でも大きく違って来ます。
新しいものの積み重ねではなく、今までが重要なんでしょうね。

外国人は何故日本が素晴らしいと思いこれほどやって来るんでしょうか!?
それは「日本人の心」が素晴らしいからに他なりません。
街が綺麗だ! 食べ物が美味しい! 等々沢山評価されています。 中でも「日本人は親切」が圧倒的です。
これが日本の文化ではありませんか!?

行ってみたら、イギリスにも素晴らしい発見がありました。
世界中の皆さんは日本は夢の国だと思っている人が圧倒的に多いのは事実です。
その観光客の皆さんに嘘を伝えてはいけないんです。
勿論商売になることは嬉しいことです。 しかし、利益の追求を焦るばかりに粗悪なおもてなしごっこをしていないか問いたいと思いますね。

これだけ世界中からやって来る旅行客の皆さんに、本当のサービス(おもてなし)をもって「本物」を伝えて行きたいと改めて思う昨今です。
利益を追ったらお客様は去っていく原理。 おもいやり(適正)価格は心で決めるものです。
本当にやろうとしたら、お金がかかることは当たり前なんですよ!

本物には付加価値が無くてもお客様満足度はうなぎ昇りのはずです。





 見え隠れする心

波ー1

波島教室で学ぶリーダーが率いる殺陣集団「ユニットことのは」

現在、全国にいくつの殺陣チームが存在しているだろうか!?
若者が日本の伝統文化に魅かれて頑張る姿は美しい。 しかし、彼等はできることなら役者になりたい・・・
スクリーンで活躍したいと夢見る若者たちだ。

私は、ここに強いこだわりがあってどうしても譲れないものがある。 「本物」・・・ということです!
「エッ! 何をもって本物!?」 確かにそう言われると非常に難しいですね !
つまり、うまく言えないがやはり剣にも日本人らしい「心」を表現させたい・・・ということです。

波ー2

本人は気づいていないかも知れませんが、日本舞踊を習うことでその表現に美しさが出てきたということ。
足の運び、間の美しさ!  極めたいですね

波ー3

同じく波島陽子から日舞を習う「サムライブ」の面々!
その殆どが20代です。  この年齢から日本舞踊を習っていたら素晴らしい役者になれるでしょう。

波ー4

これは、「剣」の心得、日舞の心得、時代劇とは何か・・・を考えたときに教えてあげなければならない先輩の責務のようにも思います。
着物に剣、子供の頃から特に男の子は憧れのひとつだったんでしょう。
「日本の血」、と言ったらオーバーでしょうか!?
子供の頃はチャンバラごっこで良かったかも知れません。
しかし、悲しいことに美しさや魅力に迫るグループは本当に少ないです。
ベテランの殺陣師が言っていました。 あれは殺陣ではなく「アクションだ!」・・・・と
つまり味わいが無いということでしょう!

波ー5

石の上にも三年!!!??
いいや、日本舞踊のような伝統芸はとても3年や5年で会得できるものではありません。
それでも舞台に上がって「良かったよ・・・!」などと言われれば嬉しさは隠せないものです。
しかし、ここで勘違いする若者がいるんですね!
確かに、若さはそれだけで可愛いし綺麗!そして華やかさがあります。
私の言う「美しさ」。この美しさに向け更なる努力を重ね、多くの観客を唸らせて欲しいですね。

波ー6

演じ手は、お客様を惹きつけてナンボです。
先ほどの殺陣のところでも話しましたが、以前「殺陣チーム」に入っている女性が波島の門をたたいて来たことがありました。
本人がどうというのではなく、最初に剣の練習を重ねて来た者がお扇子(日舞)を持ってもどうしても絵にならない。
5年ほど通いましが、この癖はとうとう抜けませんでした。 この時点で美しさからは縁遠いものになってしまいとても残念だったことを覚えています。

波ー7

心が形に表れてこそ本物です。
先日、京都の老舗「井上ハ千代」つまり井上流の特番をやっていました。

私はこの番組を観て確信を得ましたね!
つまり、日舞は心を表現するのだと・・・・ 。 まさに私が唱え続けてきたそのものでした。
勿論、なんでも基礎は大切です。 この基本を習い身体にしみこませていずれ心で演ずる。

心の動きもさることながら、目の奥を見たらその人(踊り手)が上手い下手がすぐに判ります。
本気になれ!・・・という言葉がありますが、役者つまり演じ手は心の無い人がどんなに頑張っても踊り(作品)にならないということです。

昨年、浅草公会堂で波島陽子芸能生活30周年を記念して教室の発表会を行いました。
生徒さんが公会堂で踊ること自体画期的なことですが、ここで異変が起きたことにその理由の根源を殆どの人が気づいていませんでした。
ご存知のように、発表会というのは基本的に自分の知人や親せき等の出演等が終わると会場を帰ってしまいます。
主催者としてこれはとても残念ですが仕方ないかな・・・・!?そう思っていました。
ところが、私どものあの舞台で奇跡が起きたのです。
つまり、最初から最後まで満員だったということ。 決して自慢をしているのではありません。
それを裏付ける証拠が舞台後2ケ月以上もその感動が冷めず、なんと300通以上ものメールやお手紙お電話で大賛辞を受けたことです。
勿論まだまだ技量は足りません。 しかし、少なくとも「心」を表現することに合格を頂いたんだと思っています。
「こうして心を添えるんですよ!」、その作品を仕上げる為の指導ですからその後の応用に役立つ等は分かりません。
しかし、少なくともその指導を受けた人たちは舞台に立って得た反響できっと納得したはずです。

嬉しいことに、家元波島陽子はそれはどこの指導者にも劣らない指導力を持ち合わせているところにその要因が見えてなりません・。
謙虚さに心を持ち合わせ、歴史を熟知した振付師が創作した作品に生徒が学ぶ。
既に5年以上頑張った若者が、あと5年もしたらとんでもないチームを誕生させるようでとても楽しみです。

いくら上手に嘘をついても心は見えると誰かが言ったように、踊りに殺陣に本当の心は見え隠れしていることを知って欲しいですね。
本物を追求するってそうした裏付けがあって出来ることだと言い切れます。
「楽しければ良い!」 全く間違っていません。 一般のみなさんは楽しいことが大前提です。
しかし、プロフェッショナルを目指す者はここをしっかり理解し本気で稽古に励んで欲しいと祈ってやみません。












 心の季節に思うこと

さくら

  さくらの苗が 大きく育つ頃
 僕らはみんな 大人になるんだ
 あいつとこいつ あなたと私
 真っ赤な頬っぺを しているが

     日照りのときも 冷たい雪の日も
     負けたら駄目だぜ 僕らの夢は
     いつでもお前と 仲良し子良し
     空までぐんぐん のびてゆく

          嬉しきゃ泣いて 悲しきゃ笑うんだ
          仲間がみんな 見てるじゃないか
          それでも淋しきゃ 大きな声で
          呼んでみるんだ 「母さん」と

              冷たい風は 僕らをためすのさ
              白い粉雪は 花びらなのさ
              泣いたら駄目だぜ そこまで春が
              来てるじゃないか 手を伸べて


これは私が子供の頃、テレビから流れてきた連続テレビ映画・木下恵介劇場「記念樹」の主題歌です。

それほど意味は分かっていないのに、子供にして、田舎にいて、なぜか心地よい郷愁のような不思議な風を感じていたことを今でも覚えています。

言葉に響きを痛烈に感じ、詩集や俳句をよく読みあさったことも懐かしい少年時代の思い出です。
「二十四の瞳」にあるように、子供たち(生徒)が先生を慕うなんとも甘酸っぱい感情。
今では浅草に住んで15年。 私が東京に飛び出してまもなく浅草橋でアルバイトをしていたことがありましたが、考えてみたら私はこの界隈が棲みかなのかもしれません。  それが証拠に浅草橋から浅草に帰って来たようなものです。

大好きな故郷があっても、みな故郷を離れいろんな人生を送ったでしょう。
例に漏れず、私の人生全てが無我夢中な青春時代であったように思います。

考えてみたら何がやりたかったのか模索の連続でした。
しかし、全て共通して言えるのが「私の生き方」でした。
人懐っこくて本当に多くの人に可愛がられる何か自分でも分からない性格がひとつひとつ自分を大きくしていったように思います。
人一倍好奇心旺盛だった性格は未だ健在! 物事に興味を示すその心根は現在のどんな若者にも負けないバイタリティがあって自分を今日まで支えているんだと思います。

少年時代は別として、浅草橋から始まった私の人生!  好奇心旺盛な性格はどんどん職を変えいろんな企業で自分磨きをしてきたと言えます。 波乱万丈の末、その多くの自分磨きは結局また浅草橋の隣りを終の棲家に選んだんですから!!
すぐそばに観音様が鎮座しているのも不思議なご縁です。

桜を観るたびに懐かしさに包まれ、優しい気持で今年もまたこの1枚を収めることが出来ました。

この1枚に、私にはいろんなことが思い浮かんで来ます。
世の中がこれほどめまぐるしく変わっているのに、この時期に必ず変わらない顔をみせてくれる美しい花。
大きな樹に抱きしめられるように優しく咲き誇る桜
私は見事な桜をみるのも好きですが、しっかりと大木にしがみついているこの桜がたまらなく好きです。

先日、可愛い女の子が母親にこんな質問をしていました。
「ねえ!ママ・・・。 幸せってどんな味?」「どうしたの?」「だってね!おじちゃんが、幸せをかみしめて・・・・っていってたから」。
お母さんはとっても良い答えを話していました。「それはね!心で味わうものだから・・・もう少ししたらわかるわよ・・・」。
忘れないようにしましょう。 だったらみんなで味わえるものね。

これだけのお話なのに何かとっても温かい気持ちになれませんか!?
そうなんです! 桜を観ているとなぜかいろんな優しさに包まれ幸せが寄ってくるような気がするんです。
いつだったか立原えりかさんの「花かんざし」を紹介したことがあったと思います。
優しい愛に満ちた心根に触れるだけでこんなにも心が豊かになるんだ・・・・! それを子供の頃に知ることが出来ただけでも私の大切な財産となりました。

雪国はまだ雪に覆われているところが少なくありません。
都会で知った便利さは故郷を眺めてその大変さが分かりなかなか故郷へ帰りたがらない。

しかし、この1枚を撮ることを覚えたのは少年時代のあの心があってシャッターを切らせるのです。
この桜こそ私の心を掴んで離しません。

森信三の言葉に「人間は一生のうち、逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。」・・・と
四つ葉のクローバーを探す名人だと言われ、「それは妖精と話せる心があるからなんだね!」・・・と明星大学の井村君江先生に言われた平成3年頃。  あの山本直純先生が私の自宅に来てくださったのも同じ頃でした。
イギリスのコーンウォール(マラザイアン)から持ち帰った妖精のお庭を観て直純先生は感動し私の心根を褒めてくれたことを覚えています。

4月3日は夕方都内は信じられない雷に驚かされました。 でもあの日私はカメラを持って最高のポカポカ陽気の中隅田川沿いを散歩していたんです。 まだ満開には少し早かったんですがこの大樹にしがみつく桜はとても感動しました。
さっそくプリントし私が大切にしている人にメッセージをつけてこの写真を贈りました。

ずっと観ていて思うこと、「ああ!今年も素晴らしい春を迎えることが出来たな~」
そう思えるだけで言い様のない幸福感を覚えます。  これを幸せと思えるのはやっと豊かな心を持てるようになったからだろうかと何度も自問自答しています。

アメリカがシリアを攻撃した! 映像を見る限り、例え事情がどうであれこの平和な世にむごすぎる!!  私はこの桜(写真)について豊かな心を語っている訳だからなんて日本は平和なんだ。
そう思えば尚更この桜が愛おしく思えるんです。

自分のことしか考えない輩が増え、殺伐とした世の中にロボットが出現し誰もがスマホなるものに引き回されている。
せめて、心くらい穏やかで優しくいないといけないんじゃないだろうか!?

寂聴さんの言葉に、「人を愛すると 想い悩み苦しみます  しかし、愛の苦悩を味わえるということは、それだけの想いを注げる大切な存在があるという事 それはむしろ、とても幸せな状況だと思いませんか」 と投げかけている一節があります。

人を愛することも、花を愛でることも、素直な心、感謝の心あればこそです。
人の喜ぶ顔が見れる幸せを大切にすることで、私は本当の幸せを知ることが出来たように思えてなりません。

おかしな天候は地球温暖化を引き起こした全て人類の責任です。
綺麗事ならなんとでも言えます。
人は一度、人生を賭けるほどの本気さが必要だね・・・とある音楽業界の社長が話していました。
本気になって生きてきた人間にはその意味がとてもよく分かり、大きくうなづくことが出来ました。

心ある人間なんだから、優しさの分かる人間なんだから、自然に向ける目(こころ)くらい正しく養っていきたいものですね。
損得ばかりで動く昨今。 儲け一点張りが人を押しのけ、人間関係をぎくしゃくさせてしまっています。
まして、便利さにかきまわされて人の心が失われようとしている昨今。

花見のこの時期に、改めて自分の心を洗い直してみたらどうだろうか!!?

人間だからこそ失くしてはいけないものがあることに気づくはずです。
便利でなくていい! 温かい心に触れられるんならね。  そう思いませんか!!?








  


 カンボジアの心にふれて

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名古屋大学メディア造形学部教授(元NHKプロデューサー)の加藤和郎先生の司会で始まった「カンボジア舞踊にふれるひととき」と題した舞踊を通じた国際交流に行って来ました。

博学という以上に、本当に加藤先生にはいつも感心するばかり・・・
解説が分かりやすく、言葉が通じなくてもとても理解でき他国の踊りを満喫することが出来ました。

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初めて目にするカンボジアの伝統舞踊
寺院等での儀式や祈りの舞を演じるため一般公開は極めて希少とされているようです。
清楚で精神性の高い舞踊を身につけた本格的な青少年舞踊団。
このチームは米国の主要都市で公演を行い、高い称賛を受けたそうですが、確かに神秘的で厳かで不思議な世界でした。

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この楽器がまた不思議な音色を奏で祈りの舞にはぴったりでした。
多くの若者は、基本的に貧しい家庭の若者が殆ど・・・と外務省の方が話されていましたが、アンコールの神々に奉納する舞には欠かせない初めて見る楽器ばかりでした。 木琴のようなものが非常に太鼓や笛とマッチし素晴らしかったですよ。

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加藤先生の解説がとても分かりやすく、意味が分かった分客席は涙に変わっていました。
日本で語られるところの「花咲かじいさん」と言ったら分かりやすい物語りを鳩に扮した踊り子たちが懸命に演じ踊っていました。
最後は正しい心を持った者が勝つ・・・というストーリーですね。

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最後は、カンボジアの踊りを一緒に踊ってみましょう・・・ということで会場からも何人か舞台に上がり、手真似足真似で一生懸命教えてもらっていました。

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当波島教室の生徒さんも貴重な体験に一生懸命でしたね!!!

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波島陽子先生から贈られたお扇子で、日本舞踊の表現をほんの少しご指導させて頂き、その後はカンボジアの若者が何と「さくらさくら」を生歌で合唱。 お贈くりしたお扇子で即興で舞うというハプニング!
良い交流の一端になったようで嬉しかったですね。

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急きょお招き頂いた素晴らしい舞台。 決して生でなどお目にかかれないカンボジアの伝統文化。
加藤先生に「陽子先生の教室の皆さんには是非とご招待いただき、とても貴重な体験をさせて頂きました。

先生! 鳩の踊りはみなさん泣いていましたね!
純粋な少女が演じただけに本当に吸いこまれそうなひとときでした。
12名ほどでしかお邪魔できませんでしたが、伺えた生徒さんはみな口を揃えて「感動しました・・・」と興奮気味でした。

文化こそ違え、何かお互いに通じるものがあったのではないでしょうか!?
普段、日曜日に身体が空くなどありえない波島も何故かこの日にスケジュールが空いていたんですからやはり神様のお引き合わせなんでしょうね~!?

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丁度桜の季節に来日したアンコール聖舞踊団。

帰り際、波島教室の生徒さんたちと一緒にカメラに収まったカンボジアの若者たち。
帰国後、スマホ(写真)を見せて日本の着物姿やお扇子での動きをどうおみやげ話にするんでしょうね♬

ちなみに、この舞踊団は、カンボジアの伝統舞踊の第一人者とされるノロドム・ボッパデヴィ王女(元文化大臣)を総裁に戴く集団なんだそうです。
王女が舞踊団を率いて初来日するという稀有な機会だったのです。

同じ舞台に上げて頂いた波島教室の皆さんには大変な思い出になりましたね!

2~3日もすればお江戸の桜も満開です ❀❀
カンボジアの若者たちが、なんとさくらさくらを歌って波島陽子が踊りました  
合唱に合わせたさくらの踊り!! 

とても印象的でしたよ ❀❀❀

 こだわりは命です

美味でござる

浅草には珍しいお店がいくつかありますね!

久しぶりに飛び込んだ「どぜう屋」で冷酒に頼んだのがこの「鯉のあらい」!
いやいや実に美味しいですよ!!  ゆっくり語り合いながらのおつまみにはちょっと贅沢です。
歩いても5分とかからないんだからいつでも行けそうなものだけど、そうしょっちゅうは行けません。
そうね!ちょっと一杯ひっかけるには少し贅沢かな!!

それよりも、やはり美味しいのは自然そのものの方が実際は極上に思う。
・・・、そう   自然そのものだから子供の頃からそう言えばよく食したものだ。
だって、どじょうも鯉も家の周りに結構いたもんね考えてみたら!

高校生の頃、たんぼの近くでどじょうを獲り、砂や泥を1日中吐かせて翌日は教室のストーブに鍋をかける。
牛蒡を持って来る者、ネギを持って来る者、鍋を持って来る者、椀を持って来る者。 こう言う相談(はなし)はすぐにまとまる。
授業の2時間目が終わると調理にかかる・・・。
大きな鍋にまずは豆腐を3丁ばかりそのまま入れてどじょうを入れた瞬間そのどじょうは凄い勢いで豆腐に潜り込む。
残酷と言ったら残酷物語だ!

3時間目の授業中にはたまらなく良い匂いが教室中まん延する ♬
おもわず先生が、「なんじゃこりゃ・・・」と蓋を開ける。
「おお~美味しそうだ・・・! 僕もお昼に食べに来て良いかい!?」となる。
そして昼食は全員が鍋に群がる!!

ドラマのような本当の話です。

鯉なども「鯉こく」にしたり「あらい」に酢味噌で食べると美味しいことを当時から知っていた。
環境が環境だけに、山菜は豊富。 まもなくふきのとうが美味しい時期だけど故郷のあけびの芽(木の芽)などまずこれほどの絶品はお目にかかれない。

水は美味しい! 空気は上手い! 食べる米はこしひかり!!
なんて贅沢だったんだろう幼少~高校までのその時代。

どじょうをお金を出して食べる!!   鯉も買って食べる!!  山菜など刺身以上に高い!!
有名なデパ地下に行ったらその値段の高いこと!!
タダで食べていた者には本当に想像もつかない!!
従って、専門店でそれらを頼むと先に郷愁というか懐かしさに包まれてしまう。
今では盛りつけなんかもいろいろ工夫されより高級感さへ漂わしているからたまらない。

私はこうしてテーブルに乗った珍味を見ると、職人さんの包丁さばきを想像してしまう。
盛りつけも工夫されていてお酒が進み話しに花が咲く。

いろんなお店に行って思うこと。
その職人さんの腕の見せどころ !!  実際に素早くさばいてこその旨みになるのだが、まずは目で食べる!心で食べて生ツバ飲んでやっと口に入る。

何も言わずにおしゃべりしながらただ食べてる御仁を見かけるが楽しい食べ方を教えたくなるね!

たまに教室の生徒さんを連れて行くことがあるが特に若者はたしなむ楽しさに欠ける者が少なくない。
ファミレスで温めて出されたハンバーグに慣らされ、食を語るなどお目にかかったことがない。

集まれば噂話や上司の批判!!
楽しみ方? いや酒の飲み方を教えてあげたいと思うことしばしば!

職人のこだわりが見え、そのこだわりこそが話題になるほど美味しいお店。
人の生き方にも共通することが見え隠れ!
現在芸事に関わって日々奮闘していますが、このこだわりこそが芸術なんだ!

先日、京都の西陣織りの職人(後継者)不足にある名人が募集をかけた。
半年は給料払えないけどそれでも良ければ来てください・・・と弟子の募集が話題になった。
つまり、無償は労働基準法違反だという人、修行なんだから当たり前だと言う人。 
理屈でないことを理解できない者が名人になれる訳がない。

楽して覚えたい!! すなわち全て薄っぺらであり偽物(粗悪)にしかならないことを理解できない世の中になった。
名人に共通しているこの「こだわり」こそが本物を招ぶことを若者に知って頂きたいものだ。

昔、私の先輩(近所の友達)が中学卒業して墨田区のお寿司屋さんに奉公に上がった。
やっと食える給料!!??
しかし、3年間飯炊きだったそうだ。 今ではビルを建て立派な親方だ。
それでも新人の変わりようについて行けないとこぼしていた。

本物に「年季」という言葉が似合う。 年季奉公の意味も分からない者が理屈を語る。 恐ろしい世の中になった。
職人技も芸術なら、日本舞踊なども最も年季の要るジャンルになる。
本物を追いたいなら修行をして欲しいと切に思う。
しかも、こだわり抜くことの意味が理解できる人間になって日本人としての修行をして欲しい。

すぐ周りにいるご年配の方に聞いてごらん!
裁縫は出来る。 料理は出来る。 そして日本の良さを知っている。
間違いなく本物を知っている皆さんです。そのことが理解できれば人を敬う心も芽生えます。

何かにこだわりをもって本物について語り合えるようになってください。
時代に押し流されず良き日本を継承するためにも、本当に美味しい物を食べに行ってみてください。
なぜこんなに高いかを知ります。  本物は高いんです。 それが価値ですよ。

私が古い人間になったんだろうか!!
とうの昔に青春時代は終わったけど、私は今20代や30代の若者よりはるかに青春していますよ。
本物を知り、他人(ひと)の心を知ることで心が豊かになってとても幸せです。









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