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  感動を味わえた京都

知恩院

来春の舞台の打ち合わせで急きょ京都に降り立った。
一昨年も1月31日という真冬の京都で写真を撮りまくっていましたが、やはり京都は桜の季節、新緑の季節、そして紅葉の季節ですね。
1月のときは雪が降ったわけではないのでなんとも絵にならない京都でした。

30年も昔、一面真っ白い雪に覆われた京都に来たことがありましたが、寒いけど雪の京都も素敵でした。

打合せも済んだので少しは回ってみようかと思いましたがもう午後も4時を回り、雲がある分華やかさの欠けた京都でした。
それでも京都駅に近いところをと知恩院まで足を延ばしてパチリと1枚。
平日なのにそれは多くの観光客でいっぱい。
もう少し早い時間ならな~・・・・
そう思いながら知恩院から行きつけの漬物屋さんで京つけものをゲットし、そのまま祇園まで歩いてみました。


八坂

ここでもなんとも観光客の多いこと。
仕事柄この観光客にはとても興味をもって見て回りました。
階段周りには着物姿の観光客がいっぱいでしたが、たこ焼き屋さん、タクシーの運転手がこぼしていました。

「最近とても着物レンタルが多くなりましたが、まったくなっていない!! 帯の結び方が変なんだね~・・・」
「着物を着て観光する人は殆ど外国人で日本人は本当に少なくってね~・・・・」と。
これは浅草でも同じような気がしますね。
レンタル業者も「とにかく利用してもらえれば・・・・」と正直着付け等についてはそれは雑さが目立ちます。
たこ焼き屋さんが嘆いたり怒ったりする理由とってもよくわかりますね。

たしかに、着物姿はそれはそれで情緒というか日本の雰囲気みたいなものはとりあえず感じますからね。
でも、決して着物本来の柄ではありません淋しいかな。

一力茶屋

写真はご存知「一力茶屋」です。


ここから花見小路を久しぶりにタクシーで通りましたが、ここまで来ると京都を満喫できます。
神社仏閣と違い、ここに舞妓さんが歩いていたら・・・似合う街並みだな~
これぞ京都ですね。  出張で回るコースではありませんね(笑)。
ここからタクシーで京都駅までの道中が楽しかった。

運転手さんは結婚2年目の25歳くらいな好青年。
観光客の扱い方をレクチャーすると大喜び。 「会社でもこんな講演を聞ける機会はありません」・・・と。
様々なケースを事例に出して話をしてあげると、「お客さん、ここで料金メーター止めますから少し回り道していいですか!?」と。
私の話をもっと聞きたかったようです(えらい)
「急ぐ旅でもないから少しくらいなら・・・・」と遠回りスタート。  私は京都・奈良が大好きで特に京都は名古屋に長く居た関係で合計30回(観光で)以上訪れていますからあきらかに駅方面で無い方へハンドル操作しているのは分ります。

「運転手さん! あなたは出世するし成功するよ!」と私。
これは冗談やお世辞ではないんです。  いろんな人間観察から解けてきた「成功へのイロハ」なんですね。
一生懸命な人には素晴らしい「術(すべ)」を伝えたい・・・・といつも思っています。
本気で聞いて本気で実践する人もいます。 聞くだけ聞いて「頑張ります・・・・」という人もいます。 しかし、頑張れたためしはありません。 それはその場を繕った返答だからです。

日本舞踊の指導もそうです。 波島陽子の振付の素晴らしさを知っているから、この人ならしごいてあげようか・・・と思うことがあって指導に入ることがあるんです。
成功する・・・、つまり上達する人としない人は1回指導すると分かります。
でも「本気度」や「覚悟」があるかないか・・・はその後発覚しますね。  つまり、「素直」であること、「感謝できる心を持てること」、「謙虚であること」。

先ほど遠方の日舞の先生から「波島作品(DVD)が欲しいんだけど・・・」とお電話頂きました。
他の流派の先ですが、一昨年の公会堂の舞台にも出演され波島教室を褒めてくださいました。
「あんな生徒思いの先生は本当に他に居ないですね!」・・・・と。 「あれだけお上手なのに決して驕らない。 その姿が生徒さんにみな伝わっているんでしょうね・・・・」と感動していました。  今になってもまだあの感動が忘れられないうそうです。
嬉しいことです。

つまり、波島からは心を盗んでもらいたい。
いつもスマホ・スマホと言いますが、スマホが悪い訳ではありません。
ここまで便利で素晴らしいスマホですが、私の言いたいのは便利なものでも使う人の心だということです。
波島の作品が素晴らしいのも結論を言えば「心」の作品だからです。
伝えるものは技術ではなく心です。 盗んで欲しいのも技術ではなく心です。 技術は先生を見ていたらわかります。

京都でも、浅草でも、遺したい伝統や日本の文化は本当にたくさんあります。
その人の気分で、損か得だけで行動していたら日本は完全に崩壊してしまう。

昨日京都を訪れたのは、日本の伝統や文化を広く後世に残したいとするプロデューサーに会いに行ってきたんです。
もうだいぶ年齢も行っていますが、現在の若者よりもはるかに心が輝いています。 まるで夢見る少年のよう・・・・と言った方が正しいかも知れない。

日本の何が素晴らしいかって、間違いなく「日本の心」そのものです。  先日中国との舞台を一緒にやってみてつくづく確信しました。
一生懸命諭そうとすれば「うるさい」と感じる世の中のようです。

来月月初めにテレビコマーシャルの「羽子板」の指導に行ってきます。
昔の良き日本を羽子板遊びを通じて描写したいのだそうです。
ただ、羽子板を持って打てば良いわけではありません。  その雰囲気と言われ、まさに願ったり適ったりです。
良いチャンスなので、心の持ち方にその雰囲気を醸し出してみようとも思っています。

少し夕暮れ時の京都でしたが、タクシーの運転手は「こんなお客様を乗せたのは初めてでした。ありがとうございます」とその言葉に、まだまだ日本も捨てたもんじゃないな・・・・と。

20分ほどの遠回りでしたが、中身の濃い話ができました。

素直さは自身を育てる。   帰宅後、「今日のお客さんはね・・・」と奥さんと話してくれたでしょうか!?

多くを回れませんでしたが、多くの感動を味わえた京都でした。





 大変お疲れさまでした

お疲れ様


日中国交回復40周年記念として行われた交流イベント
終わりました。 大変お疲れさまでした。  正直もう言葉がありません。

今回の舞台を通して、どれほど日本が素晴らしいかが本当によく分りました。
政府機関のお招きや様々な形で全世界に日本舞踊をご披露して来ましたが、今回一緒させて頂いた中国にはただただ驚くばかりでした。

主宰者が中国側でしたので日本側を代表して長い時間かけ打合せして来ました。
今回の舞台はとても立派なホールで出演するお弟子さんたちにはかなり勉強になると喜んで参加させて頂いたのです。

ドイツやインド、タイや台湾等々いろんなお国柄の中で舞台を踏みましたが、中国のそれは想像をはるかに超えた難しい問題があることを学びました。

舞台のことを全く知らない人が総監督として構成演出を行いましたが、ホール関係者もその度に口あんぐり。

舞台やイベントを仕切った人なら分るはずですが、イベントというのはまず安全第一。
特に今回のような演目は観る側も礼節をもって鑑賞しなければならい。
そして出演してくださる出演者への対応。
あまりにも当日に発生した問題が多すぎて何を話して良いか分からないほどで驚きの連続でした。

公演中の会場のざわめき、あのスマホでの異様なまでの撮影風景。 まさに怖いくらい異様でした。
注意事項など一切なく時間が来たので開けた幕。
打合せのときから懸念していた問題はリハーサルのときに起きたホール担当者の怒号でスタート。
約束と違う行動が次から次へと起きていく!!!  ドキュメントで撮影したかったですね。

それでも会場を埋め尽くす動員力には脱帽するほどでした。

救われたのは、日本側の演目です。
狂言の和泉元彌一門、日本舞踊の波島陽子社中。その他「殺陣」「空手」と出演しましたが、あの騒音を家元の波島が「鶴亀」で打ち消したこと。  厳かで、華やかで美しい舞いに釘づけでした。

波島社中のお弟子さんたちの日本舞踊もメドレーにまとめあげ、真ん中に中国で有名な「昴(すばる)」を入れて息を呑む暇もないという圧巻の舞台でした。
改めて波島の振付の素晴らしさを再認識した素晴らしい一幕でした。
どこへ行っても自慢できる波島陽子社中。 礼儀も際立っていただけにそれが救いでした。
見学に来た生徒さんもみなさん教室のスタッフジャンパーを着てお手伝いに大活躍。
波島教室のみなさんの姿勢に会場側、狂言の和泉のママさんも絶賛でした。

中国側の出演者のマナー等で会館事務所にはクレームが殺到!!
結局今回は第一回という名目でしたが、第二回目の無い「第一回目」となってしまいました。

舞台が跳ね、翌日ホール担当者から「この主宰者は今後会場使用禁止・出禁です」と通達があったのです。
長いことイベントを行って来ましたが生まれて初めての経験です!!
「波島先生の会ではこれを機会にいつかこの会場で公演してくださいね・・・・」と言われたこととは天と地ほどの違いです。

こうなることが事前に分っていたので、打合せのときに「開演前の前説をやらないと・・・」等全て打合せ項目に入れたのですが、本番当日それらは全て無視。
凄い人がいるものだと驚きを隠せないでいます。

私には仲良しの中国人がおりますが、日本人より日本人らしいといつも驚くばかりでしたが難しい問題を経験しました。

この2ケ月間の打合せは何だったんだろう・・・・!!
懸念していたことが全て露呈してしまうという前代未聞の1日となりました。

様子を見ていると、中国側は楽しかったようです。
それが出禁になったことを反省すらできないでいることに日本側はただただ唖然とするばかり。

やろうとしたことは素晴らしい計画だっただけにみな好意的に出演した日本側出演者。
謙虚とか、感謝などほど遠い世界の人達でした。

怒る・・・・というのではなく、驚きと、まるで別世界の夢の中にしばらく身を置いた数日間でした。
良かったこと。 それは学べたことでしょう。  本当に勉強になりました。

今まで、諸外国との公演打合せで味わったことのない出来事のオンパレードでまだ夢の中にいるようです。
いろんなお話をしましたが、中国側が悪いと言っているのではなく、文化の違いなのか国民性なのか分からなくなったんです。  あまりの驚きをつづらせていただきました。  本当に凄かった!!

これから銀座での来年の公演の打合せです。
日本の担当者(企業)と打合せが出来ると思うとほっとしますね。

自分自身に「大変お疲れさまでした」・・・と言いたい。



 しぐさは日本の心

CM指導

外国人観光客のみなさんから「どうして日本舞踊を教えているんですか・・・!? とよく波島に質問が来ます。
若い人は気づかないかもしれませんね!  一番大切なところです。

昭和生まれの人なら着物の美しさをきっと知っていると思います。 最近の時代劇を観て、その
着物のしぐさや振る舞いにうっとりすることが本当に少なくなりました。
これは現代だからとは一概に言えません。  なかなか言葉では表現しづらいのですが、もっと
分かりやすく言えば東北弁を地元の人のように話せないのと一緒で極端に言えば「身体を流れ
る血の中に津軽が走ってないと・・・・ 」、こんな笑い話しがありました。

どこかそれに似ている節があるかもしれません。 つまり、思いやりある温かな日本人の血が流
れていないと・・・。  言いたいのは「日本の心」です。

上の写真はよく指導を頼まれるテレビCMの撮影風景です。
着物を着て小道具を持てばそれなりに格好がつく程度の監督が少なくありません。
波島は子供の頃から大河ドラマや時代劇が大好きだったそうです。  上京し厳しい師匠に弟子
入りしました。 20数年の修行時代は荷物をまとめて逃げ出したくなったこともあったそうです。
それは今では考えられないほどの厳しさの連続だったからなんでしょうね!
なんでもそうですが、昔は習うとか教えてもらうのではなく、「盗め」と言われた時代です。
それを乗り越えるってそうとうの意思と信念、まとめて言えば「覚悟」がないととても本物になんか
なれないのです。

なんと言っても日本人が自慢できるのが「心」です。
心で表現することが出来たらしめたものなんですね。 役者になりたい・・・。 素晴らしい夢だと
思います。  しかし、少しお稽古すれば簡単に身に着くと思っている若い役者志望者も少なく
ありません。

波島は時代劇(TV)・CM・舞台等の指導をよく頼まれます。
波島の若さでここまで指導できる女性もそう多くはありません。 それは時代劇を中心とした舞
台役者だったからですね。 
だから、そのしぐさに心が込められて美しさとして作品が世に出ます。

タレントや役者志望者は本当に一度手ほどきを受けたらどうでしょう・・・といつも思います。

波島の記念公演の舞台で多くのお客様が涙しました。
まさに日本の宝ですね。 いろんな舞台から「記念行事ですが是非一度・・・」とか、和の文化を継承していきたいから等々いろんな出演要請が舞い込んで来ます。

しかし、波島の心の底には若者に育って欲しいとする大きな願いがあるんです。

私が昭和の終わり頃だったでしょうか!?、来年が「酉年」という10月頃のことです。
長崎屋に新春イベントとして1階の入口に15畳ほどの鳥小屋を作りそれでお客様をお迎えしま
しょう・・・と企画を提案したことがありました。
デパートの1階はとても天井が高いこと想像できますね。 とにかく広い鳥小屋を計画したのです。

ただ私はその鳥小屋にいろんな鳥を入れたらすごいだろうな・・・・と思っただけです。
そしたらなんと店長はその企画に食いつきました!!!  「よしやろう・・・」
もう後へは退けません。  今のようにパソコンの無いじだいです。  どこに貸してくれるような
鳥がいるでしょうか・・・!?   誰が飼っているんでしょう!!? 飼っていても貸してくれる保証などどこにもありません。 「嘘ギリギリ」の提案ですね考えてみたら・・・!!
越後のどこかに居るでしょう・・・。   農協に行ったり等それは今思い出しただけでも非常に
危険な賭けでした。
ブログだから即結論に行きますが店長に嘘じゃないか・・・と言われないための時間は途方もない時間でした。
探しましたなんて生易しいものではありません。
約2ケ月農家やいろんなお宅を訪ね回りましたね一人で。

その結果、「孔雀」「ふくろう」「尾長どり」「キンケイ」「ギン鶏」「きじ」「チャボ」等々それはそれは
びっくりするほどの種類と数が集まりました。
デパートは大賑わい・テレビ取材・新聞記事等々その効果は大変なものでした。
私は貸してくださった皆様にそれ相応の謝礼をと伺ったのですがまるで示し合わせたように
「うちの鳥でこんなに喜んでくれるんならそれ以上嬉しいことは無いよ!」・・・と。
まるで嘘のような本当の話でした。  おかげで儲けました(笑)
デパートの入口で孔雀が羽根を広げ「コケコッコー」と鳴いたら出来すぎでした。

私は自慢話をしているのではありあせん。
本当に集めた事実には自分でも言葉がありません。 スマホ等無い時代ですよ。
やれば出来るということです。  この行動力は今でも私を支えてくれています。
ここで学んだことは「営業は断られた時がスタートだ・・・」ということです。 決して諦めなければなんとかなる。

「役者になりたい・・・」、この努力はあの鳥を集めるより簡単です。 だって演ずることが好きだからその夢に向かう訳ですよね。

やらない人に限って言いわけをするという言葉がありますが、全て自分との闘いです。
美しさは内面からにじみ出てくるものです。 上辺で簡単になど決していきません。

日本の美しい文化や伝統をコツコツと守り伝えている波島の静かな姿に絆されます。

芸術の秋もいよいよ佳境に入りました。  日本には美しい四季があります。
磨き上げた心にそっとそのときどきの季節を重ね合わせたら素晴らしい「しぐさ」に出会えると心から信じています。

やり抜いたものだけが知る本物。 
美しい日本に生まれたんですから、夢の実現に向け活き活きと歩いてください。

多くの若者への切なるメッセージです。









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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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