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 猛暑との闘い

森

私が大好きな散歩コースです。
7月30日、隅田川沿いのこの森の中から蝉の鳴く声が・・・!!
やっと梅雨が明けましたね。  今年初めて耳にしました。 本格的な夏の到来を喜ぶようです。

昨日もそうでしたが、この暑さは半端じゃないですね! 散歩していていつ倒れるか分からないほどのじりじりとしたこの暑さ。
やっぱり緑はいいですね・・・・ (^^♪

昨年の今頃は日々もんどりうって苦しんでいたかと思うと今が暑くても夢のようです。
デンマークへ行く子供たちへの日本舞踊のお稽古もタクシーに乗り、そこから校内まで重病人のように杖を使って歩いていた光景が嘘のようです。
リハビリもあれからずっとプールで頑張りましたが、もうそろそろ陸上を歩くトレーニングにと思ったらこの暑さ。
先日初めて2時間ちかく歩きましたが、まだまだ。 「まあ無理せずやはり1時間コースにしよう」・・・そう思って歩きましたが、炎天下の地獄のような暑さ!!! それでも歩け歩けと自分を鼓舞しながら歩き続けました。


甲羅干し

途中、隅田川で両翼を広げ甲羅干ししている鳥をずっと眺めてしまいました。「あんなに羽根を広げたら暑いだろうに」、いえ「熱いだろうに・・・・」。 いっそのこと川にもぐれば良いのにな~

この調子で来年オリンピック!!!???  どれだけ病院に運ばれるだろうか・・・と考えてしまうほどの暑さです。

どんなに暑くても波島陽子日本舞踊教室は勿論お稽古。
お稽古場内はしっかり冷房が効いているから心配ありませんが、今朝早速「体調を崩してしまったので本日のお稽古お休みにしてください・・・・」の一報。
若いみなさんでもこの暑さはこたえますよね。  明日もまだまだデンマークのお稽古。こういう時はよく眠ることを心がけないといけませんね。
気分だけでも隅田公園に居るような爽快な気持ちでいないと・・・・。 がんばらなきゃ。




 素晴らしい日本の文化の担い手

挨拶新

毎年デンマークに行く親善大使たちへの日本舞踊指導を請け負って今年で11年になります。
平成で10年。令和1年目とも言えますね。

デンマークと姉妹都市提携を結んでいる台東区が都内の学生(中学)諸君を毎年親善大使として夏休みに送り込んでいます。
その文化交流の一環として日本舞踊を現地で披露するというものです。

勿論群舞となりますが毎年新しい作品を披露する為に振付師波島陽子が奔走して来ました。
踊りに関係した人なら判ると思いますが、17名編成で合計5時間で仕上げると言う気の遠くなるような作業。


最初の年に立ち会ったとき、5時間でなんか仕上がるんだろうかと恐怖でさえありましたね。

写真のように、着物での挨拶から始まりますが、着付け、たたみ方を入れての5時間です。
選ばれた精鋭ということもありますが、真剣勝負そのもの。おそらくこれを引き受けられる指導者はまず他の先生では不可能に近いと断言できますね。

日本の文化や伝統を・・・、この若い学生(中2)にどう伝えたら良いのか・・・・。 毎年毎年迷いながら今年もその日を迎えました。
挨拶も、日舞も、基本心なんだ・・・と語ってもほんの10分ほどのレクチャーではなかなか伝わりにくいのでは・・・・とついつい本気モードで語ってしまう私。

「分かりましたか・・・・!?」と投げかけて返ってくるのは小さな返事・・・・「はい」・・・・と。すかさず「聞こえません」と大きな声で返します。これが2~3回続きます。  緊張する生徒は顔色で分かります。しかし、本気で伝えなくてどうして伝わる。これは信念にもなって結果5時間が終ると非常にキビキビした態度で行動している様子が目に飛び込んで来ます。

8月の末に1週間の渡航を終えて帰って来るのですが、それから1ケ月。 9月に体育館での報告会に招かれ、その成果報告を耳にします。 まるでひと皮もふた皮もむけた元気の良い親善大使の様子を目の当たりにし、目頭が熱くなるんですね。

日本の伝統は美しい。 日本の文化は素晴らしいことを肌で感じてきた学生たち。 価値ある経験だと思います。

本当のことを言うと、最初11年前にこのお話を受けたときはお断りしようかと思ったことを今でもハッキリ覚えています。
「17名の生徒に5時間で日本舞踊を仕上げて頂けないか!?」・・・  1日1時間で飛び飛びに5日間(合計5時間)。
身長がどうなのか、元気の良い子おとなしい子。こうした芸事が苦手な子。様々なはずです。
お話を頂くのが6月。 研修(お稽古)が始まるのが7月夏休みに入ってから。

しかし、ただその日を迎えるわけではありません。 決定になってから波島はその作品を17名編成で振付けをする作業に入る訳です。
雷門の通常稽古は生徒さんが80余名。 その他全国から依頼されている新作の振付作業。
ただただ頭の下がる思いです。 最初この企画を承諾させて頂いたのは、ある当該学校の校長(団長)先生の情熱でした。
あの情熱に私も波島も絆されたことは事実です。 当時はその夏1回と思っていましたからね。
それが令和もお受けすることになったのです。

この指導がどれだけ大変で過酷なものか、しかし若者が少しでも日本の伝統に触れてくれたらと波島は11年目に突入しました。
一般のみなさんにはなかなかこうした光景(写真)にはお目にかかれないと思いますが、今年嬉しかったのは随行する諸先生も監督というのではなく写真のように生徒たちと一緒になってお稽古しているということです。

ホームステイにでも行かないとこのようなご挨拶をする機会は無いかもしれませんが、心をこめて挨拶することから指導している心根が今年もまたこの学生たちに伝わることを祈っています。

日本の美しい文化は「心の持ち方」にあることが分かって頂けるだけでも意義があると信じあと4回に挑戦します。

波島陽子の一途な愛情があってここまで続いていることにただただ頭が下がります。

写真は初めての挨拶です。 これがデンマークから帰ってくるころは、自信に満ちた挨拶が身に着いているんですからその時ばかりは指導者冥利につきます。

私たちにとってはこの研修が「夏の風物詩」となっています。












 切れる若者 3

五つ葉 新

あまりにも悲しい出来事が起きました!!
「京都アニメーション放火殺人事件」  ドラマのタイトルでも思いつかないような恐ろしく悲しい事件。

「切れる若者」を綴っている最中だっただけに言葉を失ってしまいました。
切れるにはいろんな要素があると話しましたが、全て集約されていますね。

先ずは被害に遭われたすべての関係者ご遺族の皆様に心よりご冥福をお祈り申し上げます。


「恨む」・・・・、被害妄想も甚だしい出来事です。

火付け盗賊は市中引き回しの上打ち首獄門ですぞ。

それにしても「ものの考え方」の恐ろしさをまざまざと見せられた感が否めません。
子供の頃の家庭環境から受ける影響も無視できません。 本人がそこまで悪党だと思いたくもありませんが、今回ほど生活環境の恐ろしさを感じたことはありません。
確かに親でもどうすることも出来ないこともあるかもしれない。 おそらく、少なくとも温かな環境で育っていないことは確かです。
まだまだそうした予備軍が居ることも決して忘れてはいけませんね。

丁度今日は参議院議員選挙の投票日です。 国会議員がこうした現状と闘わなければならない社会だということもしっかり把握し、安心安全な国づくりに汗してほしいと心から願うばかりです。

それにしても本当に困ったものです!  皆さんの周りにも切れる若者もきっと居ることでしょう。
自分の思うようにいかない現状を「感情を吐き出す」ことで処理している若者をときどき見ます。
どんなにお世話になっていても、ちょっと気に入らないことが起きると手のひらを返したように感情をあらわにする。
心をさらけ出せる本当の友が居ない典型です。  感謝の気持ちを持てない結果がこのような悲しい事件を引き起こす。自分が正しいと思えば思うほど譲れなくなる。愚痴を言いあい、他人の悪口を言いあうことで気が合うのは友とは言えません。

夢を提供し続けていた京都アニメの従業員が34名も命を落とす。 これは地獄です。
どんな理由も許せません。
言い訳があったら聞こうじゃないか。 

私は常々「自分を信じなさい」と語り続けて来ました。
「私が話す内容を是非信じて欲しい・・・」と命がけで語ることがあります。 それは、夢を追い続ける若者を応援したいからです。
それでも、「私の数百倍も自分を信じて歩くんですよ・・・」と説いていますが、これらの極悪非道な者に「自分を信じなさい・・・」などととても言えるものではありません。
相手の意見を素直に聞く耳を持つ人にこそ当てはまる言葉です。

人間はきちんとした食生活をしていないと切れる可能性が大である統計もとられていますと前に放しました。つまり、しっかりした栄養が摂れていないからです。
思い違いとか、勘違いで済まされる話ではありませんねこの地獄絵図は。


瀬戸内寂聴さんがこんなお話をしていたことを思い出しました。
「今つまずいている方も、もうちょっと我慢してごらん。必ずまた良い時が来ますよ」・・・・と。

ナポレオンの言葉にこんな有名な言葉もあります。
「怒りたくなったら一旦靴のひもを結び直しなさい」・・・・と。
直ぐに口にするのではなく、頭に来た瞬間「ちょっと待て」・・・とまず靴の紐を締める時間がその怒りを鎮めてくれるというのです。 私は確か27歳頃にこの話を聞きました。 若い時は血気盛んなところもありますが、これは特効薬であることは実践してみて判ります。

怒りたい感情は悪い事ではありません。 人間なんだからね。

親に言われたこともあります。「安っ腹を立てるんじゃない・・・・」と。
靴をむすんでから立ち上がると確かに怒りは多少鎮まることは事実です。そして、「怒らなくて良かった」・・・を学びます。
怒る原因は、自分が正しいと思うからが120%です。 しかし、思い違いって結構あるものですよ。

寂聴さんや、奈良の薬師寺の元館長であった高田好胤さんの説法を直接聞いたことがあります。
学生時分でしたが涙が出るほど納得したことを覚えています。 
子供たちの教育論で有名な「吉岡たすく」先生のお話しも、全て共通しているのは「愛情」でした。
何回聞いても笑いの出る、思いの深まる法話でした。

最近、吉本芸人の闇営業事件が世間を騒がせていますが、冷静に判断すると全て「心の持ち方」以外ないことが分かります。
私の知人がこんなことを言っていました。
「お笑いタレントの錯覚」がこうした事件を引き起こしてしまう・・・・と。  これにはそれぞれ兆候があったそうです。

なんでもそうですが、そうなるにはみな原因があるということですね。
自己防衛しようとすればするほど潔さからは縁遠くなる。  

社会制裁を受けてしまい、言い訳しようのない現実が待っている。

反社会勢力の者から100万円を受け取る!!!  つまり金に麻痺している以外ないわけですね。
お笑いの世界は常識とスレスレのところで笑わせている姿が昨今本当に多く見られます。
本物の芸とはそんなものじゃないはず。
勿論中には常識の中できちんと仕事をしている人も少なくありません。
なのにそれに慣らされてキャーキャー言っているこの時世も軽くなってしまったと言わざるをえません。

寂聴さんの言われるように、「人生というのは、一色ではないんです」・・・・と。 その通りです。
いろんなことがあっていい。 しかし、相手を傷つけて良いなどと言うことは決してあってはいけないことなのです。

それが勘違いであっても、殺された人はたまったものではありません。

切れる若者を綴って来ましたが、それは若者だけでなく60歳70歳代でも居ない訳ではありません。
もう、「頑固」などという言葉が死語になっっているのか分かりませんが、相手(ひと)の意見に耳を貸す余裕くらいは持ちたいものです。
人はかならず素直に絆されることってあるんです。  特に日本人は人一倍相手を思いやれる国民です。
「自分が中心」と思うから問題が起きる。 日本人の心は最高の文化です。

穏やかで過ごすことで、多くの笑顔に出会えることを信じてもらっていいんじゃないだろうか。







 切れる若者 2

季節の花

令和になってまもなく8月を迎えようとしています。

昨夜田舎から「今お祭りです・・・」とメールが届きました。
八坂神社の祭り、つまり祇園さんですから様々な山車は京都のそれととても似ていました。 昔は私もその神社の青年団の一員として盛り立てたものです。
廃れゆく・・・というより当時でもだんだんと祭りに参加する(スタッフとして)若者が少なかったことを覚えています。

毎晩のように祭りを盛り上げるにはと話し合ったものです。
子供の頃の神社の境内はサーカスが来たり、芝居小屋がかかったりとそれは賑やかでした。

知っての通り、町の発展は祭りにあると言って過言じゃなかったですね。
とにかく、町が元気でないと・・・・。
それから5年ほどして私自身会社を辞め、地域振興にと制作会社を立ち上げました。
それから20年も祭りや商店街、デパート・スーパー等の記念行事に奔走していた訳です。

いろんなアイデアがありました。
まだインターネットや携帯電話の無い時代です。
しかし、そこで学んだものは「出来ないことはない・・・」ということです。

いつだったか、来年酉年だという6月頃でした。  「来年は酉年だから、ありとあらゆる鳥を集めましょう!」とデパートの店長に提案。 それは面白いと言われたもののあらゆる鳥ってどこに行けば借りられる・・・・!?
金鶏・銀鶏・尾長鳥、孔雀にチャボにきじ。オウムにフクロウ。キジバトまで。
20畳ほどのスペースに高さ3mほどの仮設小屋を。 全て手づくりです。
というよりこれらの鳥をどうやって集めたかです。  今のようにネットで調べる時代ではありません。

私の思いは、「これらの鳥は実際居るわけだからどこかに飼われている筈」。根拠はただそれだけです。
運良く田舎でしたから農業が盛んです。 これらの農家に当れば誰か飼っているだろう。
農協に行ったり等々、翌年(1月)まで半年。 どれだけ探したことか。
勿論、殆ど空振りの毎日です。 狩猟関係の皆さん、新聞社。 学校の先生、お坊さん。気の遠くなるような話です。
困ったことに、私はデパートの催事担当者にその企画を提出し受理されていたのです。今考えたらぞっとする話でしたね。

正直、全て格好がつくまでにキープできたのは10月初旬です。  前述の種類は全て揃いました。
驚いたのは、実際にこれらを飼っている人がいるということでした。

昔は正月は元旦をデパートは休んでいましたので12月31日閉店後から元旦1日かけてそのイベント会場の設置。
アシスタントはその殆どが高校や大学のアルバイト。
木枠を組み、網を張る。 尾長鳥の為の止まり木。 床一面の藁。  全て完成し中に放したのは2日の午前0時すぎ。

そして酉年新年の開店です。
私は後にも先にもあの賑わいを知りません。 外は2m弱の積雪!!
孔雀が見事に羽根を広げ、一番どりがコケコッコウと鳴く。 まるでドラマのようでしたね。
勿論これは県内最大のニュースになり、テレビ・新聞を賑わしました。

当時この企画料は400万円ほどだったと思います。 店長はよく許可しましたね。
1週間の開催ですから生き物の管理がいかに大変かもここで学びました。
ところがです。 この鳥たちの借り賃です。 1週間で・・・・との目算で企画料を決めたわけですが原価は鳥小屋の材料費と人件費だけ。つまり、不思議なことにそれぞれの鳥の持ち主は「1銭も要らない」というのです。
「こんな鳥(もの)で良かったらいつまででも貸してあげるよ・・・・!!」
かかった費用は御礼にとそれぞれ日本酒。  私の家が建つわけですよね。

絶対できる・・・・と行動する。 諦めない。 手に入らなければ動物園で借りてでもの勢いでした。
イベントは大成功に終わり、その後そのデパートからずっと各シーズンの企画を任されたのは言うまでもありません。
この時手伝ってくれた学生たちが今何しているか分かりませんが、おそらく各々の人生における何かの足しにはなったでしょう。

私は現在日本舞踊を通して本当に多くの若者に出会っています。
ひとつ思うことは悲しいかな「理屈」が多いということです。 確かに、それぞれが考え行動することはみな自由です。
基本的に感性豊かな人に何か言うことはありません。 令和になって教室の生徒さんにも今一度「挨拶」について説きました。
ひとこで挨拶と言いますが、「心ある挨拶」は必ず何かが生まれます。
長い間、挨拶を説いて指導し続けてきました。 もう何十年もです。 相手を思いやれる挨拶はその殆どが人としての成功者です。

上記の酉年のイベントも私の30歳代初旬の経験談です。 この入口はデパートの担当者や店長への挨拶から始まったものです。
何度も何度も言いますが、ネットやスマホは便利です。
しかし、この便利が多くの若者をダメにしていることに気づいている人が少なくありません。
上手い話しに乗って大金を失い教室を辞めていった若者が何人かいました。 彼らにしたら大変な金額でした。
楽して儲かるなんてことは詐欺以外無いといって過言ではありません。
先日、浅草寺境内にある舞踊用品店が7月で店終いする悲しい案内状が届きました。

着物を、実物を見ずに買う若者が増えたのがきっかけと言って良いでしょう。
浅草の灯が消えるほどの騒ぎなんですよ本当は。 しかし、若者にはなんの未練もないようです。

人が切れる・・・という現象は「栄養不足」というのも起因しているそうです。
私が思うにこの栄養不足を「自分勝手」とも言い換えれるような気がしてなりません。政治が、一番手をつけなければならないひとつと認識するべきでしょう。
残念ですが、見ていると一生懸命説明は要らないんです。 ピッポッパ・・・・とアクセスすれば何でも知ることの出来る、手に入る時代に本物だとするものは不要のようです。
演技ひとつ、深みとか、間・・・・というものを感じません。
だからこそ、私どもの教室では最後までそこをこだわっていこうと思っています。

そのこだわりは、どの舞台に出ても他のチームとは比較にならない味わいのある舞台として評価されています。
教室が認められているのもきっとそこなんだと思います。 しかし、プロになりたい者ほど勘違いしている若者が増えています。
勿論、「間違い」と言い切れるわけではありませんが、日本の文化や伝統をというのなら「日本人の心」をもう一度見直すべき時期に来ているんだとも思います。

私の恩師が言いました、「今の若者は待てないんだよ・・・・」と。

習っていても自分の考えでやろうとする。 勿論大切なことです。しかし、それは基本が出来てからのことです。
若者とご年配の生徒さんとの大きな違いは舞台本番でその結果が出ています。
ご年配者の舞台に味わいがあるのはその違いです。つまり、ご年配のみなさんがどれだけ良い時代を生きて来たかです。

人間は全てではないので勿論若いのに十分その味わいを出せる生徒さんもいます。 きっとお爺ちゃんやお婆ちゃんの影響が大きかったんだろうなと推測されますね。

切れるということは一生の間にそうした時期があるのかもしれません。
しかし、出来るのなら切れるより切れないほうが良いはずです。 ここに性格というやっかいなものが立ちはだかるんでしょうね。

優しくされて嫌な気になるはずがありません。 思いやりに触れて絆されない人は殆どいないはずです。
若者の考えにも尊いものがあって当然です。 しかし、それ以上に経験に勝るものはないのです。

「自分は」、「自分は」・・・の前に経験者の意見(はなし)をまず聞くという姿勢から学んで欲しいと思いますね。

あれだけの鳥を「どうしても集めるんだ」・・・・と行動し続けた私を見ていた若者は、終わってから涙を流して「ご苦労さん」「ありがとう」と肩をたたきあったことをきっと忘れず成長してくれたことと思います。

夢は本当に尊い。 だから私は夢に向かって歩いている若者が大好きです。
しかし、その夢の実現も決して一人では成し得ないということも1日も早く気づいて欲しいと思うのです。

人の心も簡単になれば簡単に別れ、簡単に人を殺す。
分かりやすく言えば、簡単を求めるということは「自分勝手」以外ないのです。

本気であれば、コツコツと4ケ月も「鳥たちを集めるための行動力」につながってくるということです。

切れる労力を是非他に使ってみてはどうだろうか!?





 切れる若者

すずらん


令和に入ってまたも自然災害(豪雨)に悩まされています。

同じ雨でも、今の季節本当は美しい光景に出会える日本の初夏なのにね。

作詞家「佐伯孝夫先生」の作品にこんな詞があったことを覚えています。

航空便で すず蘭を
もらった事が あったっけ
すてきな香り 可愛い花房
夢に見たんだ 北海道
一目逢いたい 一目逢いたい
すずらん娘


私も昔々若いころ、顔も知らない北海道の女性(ひと)と文通をしていたことがありました。 演劇が好きで話題はもっぱら演劇談義。
彼女を通じ北海道のすずらんが可愛いことを実物が贈られて知りました。
それだけに「すずらん」は今でも余計に可憐に映るんでしょうね。

確かに雨上がりに観るすずらんは言葉で表現できないほどの美しさです(写真)
子供の頃から花の好きな祖父が丹精こめて育てる季節の花々を見て育った影響は大きかったようです。

今回は、「切れる若者」について綴っていますが、これは大切なテーマですね。
自然災害は防ぎようのないことで各地の被災地は心まで痛めつけられていますが、それでも詐欺の被害とは大違いです。

どうして「切れる若者」が増えたのか!?  
勿論環境の問題も見逃せないことが多く、本人だけの問題ではない気もします。

それでも、何故・・・・と問われればおそらく自己中心的な若者が増えたことに起因するように見えてなりません。

私の経験で気づくことは、なんと言っても「自己中心的な人間」がそのトップでしょう! 次に「プライドが高く常にメンツを保とうとする傾向」、そして「熱しやすく冷めやすい性格」が影響しています。
いろんなことをやりながらも最後は「自分が正しいとする感情(せいかく)!」
勿論要素はまだまだたくさんあるでしょう!

私もおそらく18歳くらいから28歳くらいの若者にトータル1500名くらいと心をぶつけ合いながら今日までやって来ました。
若者にアルバイトをしてもらったり、それが社員であったり、今では日本舞踊教室を通じてであったりでです。
嬉しいことも、悲しいことも、辛いこともそれは一冊の本が書けるほど多くの出会い(おもいで)を重ねています。

ところが、嬉しいことに令和になって、新たに2人の若者に出会いました。 勿論実際にはもっと多くの出会いですが、私の言う新たな2人とは、おそらく私のこれからの人生に大きく関わる素晴らしい若者の登場ということです。

一人は5月に秋田県湯沢市に出かけたときの出会いです。
湯沢市は家元波島陽子の故郷でもあり、その関係で地域振興の一環として出かけたときのことでした。
どこの市町村にも昔からの伝統芸や様々な観光資源があるものですが、その湯沢市に市役所に勤務していた男性が役所を辞め、「湯沢湯乃華芸妓」を立ち上げた熱血漢に会いに出かけたときのことです。
打合せを終え、主宰者は夜「百年料亭」というお座敷に招待してくださいました。 その時お座敷に若い芸妓さんが2名、とてもすてきな日本舞踊を披露してくれました。
踊りは勿論、2名の芸妓さんのなんとも温かなおもてなしというのでしょうか、その雰囲気は浅草でも敵わないほどの素晴らしいものでした。
帰ってしばらくして御礼のお手紙を差し上げました。 それほど素晴らしかったんですね。
私がいつも唱えるやはり人は心。 まさにそれを絵に描いたような温かさと感動を百年料亭で得ることが出来たのです。

そして本日、その芸妓さんが季節の便りにと「さくらんぼ」を贈ってくださいました。 開けてびっくりの素晴らしい輝き!!
中に1通のお手紙が入っていました。  芸妓さんからこのような感動を頂けるとは思いもしませんでした。
心のこもった文面は一生の宝物になりました。

もう一人は、その芸妓さんと同じくらいな年齢の東京在住の男性です。
今の世に、こんなにも素晴らしい若者(だんせい)が居たんだ・・・と感じていることです。
前から異業種交流で知ってはいましたが、その会のスタッフというくくりでしかなかったので深いお付き合いはありませんでした。
ところが、私の仕事をサポートして欲しい人を探していた時に紹介されたのがたまたまその若者(だんせい)だったのです。
このお2人に共通していたことは、どちらもものごとに真剣であるということと誠実さが際立っているところです。
日本人の大切な心を持つこの若者お二人。 仕事が出来てそれですからこの出会いを得た私は幸せですね。
勿論その背景には芸妓連の主宰者であったり、彼の師(紹介者)がなにより人として素晴らしいということも見逃せないのですが、それぞれが、師に対し尊敬の念、感謝の心をしっかり持っているという共通点です。
でも結局は本人(わかもの)次第ですからね。

こうした若者にはどんどん応援をし夢の実現に少しでも役立てれば・・・・と思うのです。

さて、反対に困った若者も少なくありません。
テレビや新聞等のニュース関係者に事欠かないほどの話題を振りまいているのが昨今の悲しい出来事。
2歳の娘を2日間も部屋に閉じ込めていた等、信じられない事件ばかり!!

身近に体験している若者の様々なドラマ。
この殆どが「切れる」という現象を生んでいます。
前にも何かで話したと思いますが、切れる人間(ひと)には決まって共通点があります。
その第一は世の中を自分勝手に生きて(あるいて)いる傾向の強い人間です。 そのことに気づかないんだから始末が悪いわけです。
自己中心的だから他人(ひと)の言うことにまず耳を貸しません。  本には耳を貸しているつもりでしょうが、全て否定しています。

例えば、私の経験で会社でよく宅急便屋にお世話になっていますが、そこにもドラマはあります。

私は接客(販売)業を経験しているのでお客様とどう向き合うかは徹底して学び実践して来ました。
暑い日、雨の日。 それでも「宅急便です」とチャイムが鳴れば買い置きしてあるコーラの1本を「ご苦労様」と渡します。
それは駆け引きなんかではありません。 心からありがとうご苦労様をどう表現しようか考えての私なりの感謝の気持ちです。
だいたい今日あたり荷物が届くな・・・・と分かる日にどうしても事務所を空けなければならないとき、「今日は何時までは出かけていて何時以降なら在宅です」・・・とあらかじめ電話して出かけるので配達人は助かるはずです。

ところが、それだけの関係を築いているつもりでも配達に来て「たまたま不在」でもその機嫌の悪さは露骨です。

そればかりでなく、勿論百万ケースのハプニングはあるんだと思います。
どんなに良くされていても全く関係なく切れる若者。
相手を思いやることとは遠くにあるんですねそうした人の心は。

話しは変わりますが、昨日、まもなくイギリスに留学する若者のお稽古を撮影に行ってきました。
中学一年生のとき自分で波島教室を見つけ、この春高校を卒業するまで6年間一生懸命お稽古に通いました。
今回、私が撮影が終わると、きちんと正座をして「ありがとうございました」と挨拶してくれました。
踊りを習う以前の問題・・・・といつも思っています。 おそらく、師匠の指導もあるのだと思いますが実に立派です。
しかし、残念なことに立ったまま通りすがりのような挨拶しか出来ない人も居ます。
そんなとき、「ここで学んでもらえたらな~ ・・・!!」

今の若者は自分勝手を注意されると「何が悪いんですか!?」になりかねない。

先日香港で世界を騒がすニュース(デモ)がありましたね。 あの一体感、団結力は凄いな・・・と傍観していた私ですが、結局議場に侵入し建造物を破壊すると言う暴挙に出て折角の行動(デモ)が台無しになってしまいましたね。
あの暴れようは主宰者も困惑したはずです。

自分が正しいと思うことは大いに結構。 しかし、その考え方は大きくズレていることが少なくありません。
自分が楽しい事、自分に得になることは率先して行動するのは昔も今も変わらないかもしれません。

しかし、近年あまりにも世の中が著しく変わってしまいました。
別に夜中の0時や1時にドリンクが買えなくたってどうってことありません。 いつでも買えることが当たり前になっているにすぎません。
「もしあなたがそこの経営者ならどうする!?」そんな時間に働きたいとは決して思わないはずです。
便利さが、想像を超えたところで非常識を生んでいるということを忘れてはいけませんね。

極端に言えば、夜はゆっくり休みなさい(寝なさい)ということです。
自分の思うようにいかないことに腹を立てる。  なんでそれを自分がやらなきゃならないんだ・・・等々。
友だちが少なかったり居なかったり、相手を思いやるという優しさを経験したことがない。 常に得か損かで行動している。
もっと言えば家庭環境に問題ある場合は尚面倒です。 

四季の美しい日本に居ながら、その美しさを感じ取ることが出来ない!!
つまり感性に乏しいことも様々に関係しているようです。

切れる次に来るのは恐ろしい暴力でになっています。
家庭で、学校でしっかり掃除をさせなさい。 会社や道場の掃除を自らが出来ないなど本来あってはならないことです。
すると、「なんで自分がやらなきゃならないんですか!?・・・・」になるそうですね。

愛情は一方行為(好意)でないと長続きしません。 愛情は求めるものではなく自らが注(与える)ぐものです。

自然の美しさを心の栄養と出来る人に「切れる行為」はありません。
人の優しさに「感謝」の気持ちを抱ける人にも「切れる行為」はありません。

相手の話をよく理解せず早とちりして切れてしまう。
最近の切れ方が尋常じゃないだけにそれが事件にも繋がっているのが現状でしょう。

相手の心を理解できる人は切れません。
感謝の心を持てる人も当然切れません。

自分本位で行動するのではなく、相手を尊重する心根に嬉しいことが舞い込むのは世の常です。

例えば、赤ちゃんは泣くのが仕事です。
泣いて育つことを知らない人が結婚すること事態大きな間違いです。
「子供がうるさい・・・」と切れる!!!  自分が子供の頃はさぞうるさく泣いたはずです。

感謝する心に「切れる」という選択肢はないのですよ。

この花(すずらん)を見て切れますか!? 
心に余裕をもって改めて人間らしさとは何かを考える時間が心の雨宿りなんではないでしょうか!?








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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

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