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 おもてなしの心 13

「見て来たような嘘を言い」などという言葉がありますが、今回綴ったエピソードは全て実話です。
というよりまだまだ話し足りませんね!

そうした結果が、名古屋駅地下鉄振興会(商店街)のモデル店になったことは言うまでもありません。
私たちが東京へ商店見学に行ったように、今度は我々が見られる日が訪れたのです。これほど店員(しゃいん)を勇気づけた出来ごとはなかったですね。青春ドラマそのものでした。
人は不思議なもので、見られる立場になると変わります。自信がつき働く意欲が増しそれがまた勇気ある行動力となったことはいうまでもありませんでした。
朝礼でシャッターを開ける前に全員で「歌謡曲」を歌ったこと!シャッターを開けた途端であっても素晴らしい挨拶(おうたい)が出来るためがその目的でしたが、当時女性歌手の歌を私が音頭をとって歌うということはペースに乗るまでは本当に大変でした。 馴れてくると彼女たちは自分で歌集を作ってくるまでになりました。
週に1度朝礼に出席する専務がその光景を見て全店にやらせようと店長会議に命が下ったことがありましたが、結果はできませんでしたね。
考えてみると簡単なようで実に難しいことをやっていたようです。

しかし、今考えるとそうじゃなかったんですね。
店長の心を理解出来た店員(しゃいん)の行動はすでに職場で何をすべきかを会得していたんです。
それらは全てお客様に対する心遣いから行動していた訳です。
つまり、全てが「おもてなしの心」に徹していたということですね。
決められたことだから、規則だから、上に言われたからで成るものでは決してなかったのです。
私は当時の女子社員、そしてアルバイトとの思い出が後の財産(じっせき)になったことは言うまでもありません。
そのお陰で実践(たいけん)を多くの企業に招かれ講演するまでになっていました。
私の話は全てドラマでした。 泣いて・笑って・怒って等々、この話が面白くない訳がありませんでした。

時代がどんなに変わろうと、人の心を打つおもてなしは同じなんです。
お客様が来たらお菓子やお茶を出す。またご馳走を出すことがおもてなしではありません。かゆいところに手の届かないと言いますが相手の人(お客様)を思う気持が全て解決してくれ理想の心をそこに添えることが出来たという訳です。

細かなことを言えば、それが「感謝の心」であったり、「お客様が喜んでくれること」、「親切にしよう・・・」等々いくらでも箇条書きにできました。
しかし、「おもてなしの心」とはひとつしかないということでした。
自分自身がしっかりとどうすべきかが理解できた中で、決して損得勘定でない真の奉仕の心みたいなものが相手を幸せな心にしてくれたのです。

私が知る限りでは、現在ここまでしているところは殆どありません。
マニュアルに沿って、接客のイロハをこなしている内は真のおもてなしは難しいでしょうね。
お互いが妥協せずやり抜いたこうした経験の中で過ごせた青春時代は私にとって最高の宝物であり財産です。

人間ですからそれでも多くの失敗を繰り返し磨かれていったんです。
私は現在、縁あって日本舞踊教室の多くの若者と接する機会を与えられています。
彼女たちは、まだまだご年配の生徒さん(人生の先輩)には敵いません。私もそうした諸先輩を見て学ぶことばかりです。

どんなに着飾って晴れの舞台をと頑張ってみても、大切なおもてなしの心無くしては人としての形にはならないですね。
まったく関係のない世界での経験でしたが、これからも自信をもって若者に素晴らしい「おもてなしの心」を伝えていきたいと思っています。
まもなく今年もデンマークへ行く都内の中学生(17名の親善大使)たちに日本の文化や伝統(日舞)芸を教えるスケジュールが迫っています。
本当の日本の文化が、この「おもてなしの心」と言って決して過言ではないことをしっかりと伝えたいと思います。

(とりあえずEND)

※ このテーマでは本当に多くのご意見ご感想を頂きました。
  心から感謝申し上げます。
  そんな漫画(ドラマ)みたいなことが本当にあったんですか?のご意見が多かったですね。
  体験(けいけん)ほど強いものはありません。  
  指を銜えていないで是非行動に移してみてください。

  私の話を直接聞いて、綺麗な涙を見せてくれた人が何人もいます。 
   そうした心根がまず大切だと知ってください。 
  経験できて幸せな気分を味わえるのは、やった人、やれた人だけですから!
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

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