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 紅葉の地は平家の落人の住い

秋吉郷  寂光院
   秋山郷(新潟)                   寂光院(京都大原)

私は新潟で生まれましたが、学生時代によく訪れたのがこの秋吉郷でした。

秋山郷(あきやまごう)は、新潟県中魚沼郡津南町と長野県下水内郡栄村とにまたがる中津川沿いの地域の名称。東を苗場山、西を鳥甲山に挟まれた山間地域で、日本の秘境100選の1つです。新潟県側に8つ、長野県側に5つの集落がありますが、ここが平家の落人伝説が残る集落なんです(平家一門である平勝秀が落ち延びたとされる)。
昔は交通・通信が不便で、豪雪地帯でもあったことから、独特の生活習慣が残されてきました。
交通の便が悪く、冬季には隔絶されるケースが多く何度も飢饉、飢餓が発生し、時に村全体が全滅したそうです。 現在は国道405号線が津南町大割野から切明まで通っていて、長野県側からは奥志賀林道から雑魚川林道に分岐し、切明まで繋がる林道が整備されており、飢饉、飢餓の危険はなくなりましたが、依然秘境の面影を止めていて紅葉の時期は神秘の世界を味わうことができます。

続いて京都の寂光院(じゃこういん)
私が名古屋時代に15回ほど通いました。 そうか健礼門院はこんな山奥に隠れ潜んでいたんだ!歴史を知れば知るほど興味を持ち大好きになった場所です。
山向こうには大原の三千院があり、春と秋は言葉では言い表せない美しさを目にすることができます。

最後に行ったのが平成6年でしたが、なんとその後(2000年)放火によって全焼してしまったことはあまりにも有名ですね。残念という言葉以外に見当たりません。
何が、どこが美しいってこの大原に見る紅葉ほど美しいところはないのではないかとさえ今でも思っています。
寂光院は『平家物語』に登場する建礼門院隠棲のゆかりの地として知られていますね。
建礼門院徳子は平清盛の娘、高倉天皇の中宮で、安徳天皇の生母であり寿永4年(1185年)、壇ノ浦で平家一族が滅亡した後も生き残り、侍女の阿波内侍とともに尼となって寂光院で余生を送ったところとされています。
寂光院や三千院のある大原の里は、念仏行者の修行の地であり「諸行無常」が分かるような気のするところでした。

戦に敗れし平家と言いますが、まだまだ鹿児島・広島他私が行ったことのない落人の地は全国に多いのだそうです。

秋になるとまず思い出すのがこうした山奥です。
今だから車等で簡単に行けますが、当時はまさかここに潜んでいたとは誰も分からなかったんでしょうね。

静かに、そしてこの美しさに癒されながら生活していたことを思うと感慨無量ですがこれこそが日本人の感性だったのかもしれないように思います。

お稽古場にいっぱいの紅葉を飾りましたが、思い出でいっぱいです。
ああ!ゆっくり出かけてみたいな~ 


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岡部俊雄

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