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 自分勝手 2

私は自分勝手ではないと公言する人でも残念ながら典型的な自分勝手な心の持ち主によく遭遇します。 子供の頃の遊びにもそれを見ることは出来ましたが、これは家庭内の環境がそうさせることが多いようです。
父親の傲慢な態度に、自分が大人になったら絶対に親父のようにはならないとする息子も居れば、その姿そのままに育つ姿もよく見ます。 私が勤めた会社の社長の息子などは親父にそっくりでした。つまり可愛そうですがそれは長い月日がそうさせたのであって息子を可愛そうにさえ思いましたね。
金に不自由なく育ち他の会社で修行もしたことがない。その息子は父親の口ききで父親の知人の会社に勤めますが流暢に話ができても全く成績を上げられず、受け入れ側の社長に相談を受けたこともありました。息子は自分が得た情報を企画立案し版権元へ父親を紹介しようとその工場見学(韓国)を当社に勧めて来ました。
社長は私に同行を求めると共に息子も連れて行こうとしたのです。勿論息子が父親(社長)に進言したのでしょう・・・。
企画の内容からして2人も3人も行くほどの案件ではありません。外部との折衝等にいつも駆り出されているので分かりますが社長は決して社交的ではありません。仕方なく同行の方向で考えますが要は息子です。彼は当社の経費で行こうとしている訳です。 社長も息子だけに黙認状態。私は彼にはっきり言いました。「君は自分の会社での出張扱いなのかい?一緒に韓国へ行くとのことだけど会社は許可してくれるのかい?」、すると彼は当社が経費を持ってくれる期待を明かしたのです。「それは無理だ!そんな話聞いたことがない。君の会社でプレゼンしているのだから本来であれば君の会社で面倒をみるのが筋だと思う」。こうしてきっぱり断られた彼は引くに引けず自分の会社よりなんとか出張許可を得たのです。
何の変哲もないごくありふれた話に聞こえますがこれはとても重要な事柄です。行政でもよく耳にする話に似ています。以前事業の一環として多くの寄付品進呈で恵まれないアジア諸国を訪れたときも、会社には全く関係のない若い女性を同行させた経緯が冷めやらぬときだっただけに落胆の色は隠せませんでした。
つまり、社長だから何をしても許されるとの思いがあるからです。自分の親は社長だからの心の甘さは多くに損害を与えるだけでなく息子本人の心をもズタズタにしていることに気付かない悲しい出来ごとです。
ここで一番困ることは社員です。柔らかく苦言を呈したとしても社員はそれだけで社長に睨まれる。本当にチャングムのような世界です。
そうかと思えばもう一人の息子は本当に良く似ていて社員に対する傲慢な態度はまったく父親に瓜ふたつです。こうした人間は他に行ったら全く通用しないことばかり。 可愛い子には旅という意味を紐説いたことがあるのでしょうかね?(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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