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校内暴力の今昔物語

学生

浅草はきっと日本で一番海外のお客様が訪れる歴史ある街じゃないだろうか!?
そこには不思議なくらい笑顔が溢れています。
嬉しいんですが、心配なのは特に仲見世通りなど「日本語」を聴くことが出来なく、その殆どは中国や韓国他外国語がはびこっていることです(笑)  
観光地だから当たり前と言ったら当たり前ですね。

でも、そんな中、本当に初々しい日本の修学旅行生を時々見かけます。どの学校も共通して言えることは、その殆どが不思議なほど清々しい少年少女たちだということです。
それは制服もさることながら彼らの表情にその素晴らしさが伺えるのです。
勿論、我々の時代ももっと初々しかったかも知れませんがね。 
仕事柄、外国人の観光客の皆さんに振袖や袴姿を提供し境内をご案内する訳ですが、学生たちは女子に限らず男子もこぞってやって来てこのように写真をねだります。 やっぱり振袖は素敵ね! 可愛いな! ・・・そう思うらしいですよ。

私たちの場合、特に毎年デンマークへ行く親善大使(学生)の日舞指導を担当させて頂いているものですから、学生に直に触れることでこの年代の心根に触れる機会も頂いています。

波島陽子が、一人でも多くの若者に「日本の心」を日本舞踊を通して伝えていきたいと活動を始め11年が過ぎました。
一口で11年と言いますが振り返ってみたら凄いことですね! でも、我々の心根が通じたときの喜びは半端じゃありません。
昭和から平成にかけて特に若者の心根は大きく変わったんじゃないでしょか!?  「味気ない!」「冷たい!?」「自己中心的!?」「謙虚さの不足!?」・・・、全てとは言いませんが、今や昭和はすっかり影を潜めてしまいました。
それでも、日本舞踊を習いたいと通ってくる若者を見るとひと安心です。
ところがです。 勿論そうした若者も最先端のスマホ時代の若者たち。生活スタイルはみな同じでしょう(想像)。
せめてと思うのは、心だけでも「頼むよ!」・・・そう願う自分がいます。

「平成は良かった」・・・! そう言えるんなら何も心配はしません。 いつも思うのですが、この若者(こども)たちが悪いのではなく、この子らを育てた親にその責任があるように思えてなりません。 実の子に遠慮なんかしていたら最悪ですね。 しつけをしよう。教育をしよう・・・と思っても、最近の親そのものに大きな問題がある。 これははっきり言えますね。
怖いほど如実なのは、マンションに住む子育て真っ最中のそれぞれの親の考え方です。同じマンションに住んでいながら、エレベーター等ですれ違う住民に「挨拶をするな」と指導しているとか!? はっきり言って世も末です。
確かに事件等でそう考えても不思議はないのかもしれませんが、ではその親はどうしているか!? まず挨拶をすることはありません。悲しいですね!
つまり、心の交流を経験せずに成長する怖さは爆弾を抱えて大きくなるのと何ら変わりはないでしょう!!

先日、九州のある学校で教師を後ろから「蹴る」というびっくりする映像を目にしました。 おそらく頭を抱えたのは私に限らず相当数いた筈です。 学校長や教頭クラスのインタビューにも口あんぐりでした。
教室ではその光景に笑い声すら聞こえたのです。 そのニュースを見ても、みんな他人事でしかありません。
叱ったら訴える学び舎。 我々の頃は、先生にげんこつをもらったと言えば「お前が悪いからだ」となったはずです。 だからと言って親は教師任せにしていません。 一緒にご飯を食べ、一緒にお祭りに行き、その愛情を一身に受けた家庭が多かったはずです。
きっと、こう綴っただけで、「何を言ってるんだい!」となるんでしょうね昨今は。
 
それでは、嬉しいことや悲しいことは家族としてどう共有しているんだろか!?
共有経験のある子に悪い子は基本生まれません。  そこには深い親としての愛情があるからです。 愛情があるから本気で叱ることが出来る。
昭和の頃はお爺ちゃんやお婆ちゃんに育てられた子は人間として素晴らしい心を持った子が育つとさえ言われました。
それを感じ取る子供側にも「感謝の心」を持てる素直さがあったのでしょうね。

昔、「吉岡たすく」さんの講演を聞いたことがありました。 私は自然とこのような素晴らしい師には巡り合える環境があったような気がします。
教師を蹴飛ばした学生、それを見て笑っていた学生も今の親の子です。これはハッキリしています。 学校が悪い訳ではありません。 全て親の責任です。
だから未成年なのではありませんか!?  若い父親よ、若い母親よ! 本当に我が子が可愛いというのは放任することではないんですよ。
先生を蹴飛ばすなど言語道断、なんの言い訳も出来ないのが当たり前です。

私が35歳前後の頃だったと思います。 当時田舎の旧道を車で通りかかった時の出来事です。前方から制服姿の高校男児がタバコをふかしながら歩いていました。 性格なんでしょうね! 私は車を止めその学生に声をかけました。
見ると校章でどこの高校生かすぐに分かりました。 すかさず、「高校生かい!?」・・・と私は声をかけました。
「そうだよ!」、口のきき方も知らない学生はふてぶてしくそう応えました。
「君はどうして天下の往来をタバコをふかしながら歩けるんだい!?」  すると彼は「先公か!!?」と私に言いました。「いや違うよ!」、すると「じゃあポリ公か!?」と返って来ました。
「違うよ!」と返すと「じゃあ関係ないじゃん」となりました。当時のこのことは今でも鮮明に覚えています。
タバコを捨てさせ、尚ポケットのタバコも出しなさい・・・と言いました。勿論拒否したので、「じゃあ一緒にこれから学校へ行くか!?」すると「捨てればいいんだろう捨てれば・・・・」、そして彼(高校生)は堀にタバコを捨てたのです。
せめてジャンパー等の私服であれば車を止めることは無かったでしょう。社会を舐めてはいけないと伝えたかっただけなんです。
会社に戻ると偶然すぎるほどのタイミングで彼と同じ学校の女子生徒が私の職場にバイトで来ていたのです。即その出来事を彼女に話しました。すると、「社長!殴られませんでしたか!?」と言われたのです。  「なになに!この場合殴られるのか・・・・?」、「普通やりますよ!気をつけた方がいいでよ・・・」!!
もしかすると、こんな形で私は命を落とすかも!? そう思ったことは事実です。

仕事柄、いろんな若者(学生も)に接して来ましたが、今なおそうした気持ちは変わらないですね。  別に悪いこと(ところ)だけが目についている訳ではありません。 素晴らしい若者にも沢山出会い交流を深めて来ました。
心ある若者は基本的に深い親の愛情で育っています。 勿論、不幸にして親の離婚やその他の出来事で親から愛情を受けたことが無い・・・という若者だって少なくありません。
それでも、親の責任は重大で重要です。 教師が、親や生徒に気を使っているようでは正しい教育など出来るはずがありません。
点取り虫にはなったが社会に通用しないなんて若者は本当にいっぱいいます。

私は仕事柄、若者の「夢の実現」を応援したいと、どこまで出来るか分からないことに今なお心を砕いています。
ちっぽけな私がどう転んだところでその影響は小さいのかも知れません。しかし、人間だから持てる「情熱」というのがあります。「信念」と言うものがあります。私の行動でこの「情熱」を身に着けてもらうことだけでもやりがいです。
恩にはきせませんが「感謝の心」の扱い方が分からない若者でいっぱいです。言えば恩にきせたことになる。 言わなければ応用のきかない若者が育ってしまう。
何か言うと『何言ってんだ!』と思う若者が増えたこと。 だから、九州の学校で起きた先生蹴飛ばし事件は分からないではありません。  
 
私の考えの中には、「職業」と「聖職」とがあって、教師や僧侶、警察や医師は聖職だと思っています。 波島陽子でさえ日本舞踊を教えるだけでなく、取り組むその心根は立派に聖職なのです。ある意味、子育て中の親は聖職の最たるものでしょう。人間を導くのだからね。
従って、未成年の教育は、大人が親が、本気で生きていないから情けない出来事が充満してしまっているんじゃないだろうか!?
負の産物は間違いなく信念の無い大人によって生まれてしまっているのだと思えてなりません。

人間は2度死ぬってご存知でしょうか!? つまり、誰もが訪れる最初の死は、医学的に、科学的に「ご臨終です」で訪れます。
死が2度あるとすれば、その人はもう1度死ねる訳です。 ということはまだ生きていることになりませんか!? そうなんです。つまり、2度目の死とは、人々の思い出から忘れ去られた時にやって来るということです。
人間世界の素晴らしい「生」ですね。  いつまでも忘れ去られないその生き方こそが人間だから成せる業なんだと思いませんか!?

冒頭で修学旅行の生徒の話に触れました。 あの子たちはまだまだ純情そうです。 つまり、日本のどこかには少しだけ希望の持てる地域があるように思えます。 それはきっと、愛情たっぷりに我が子を愛する親がまだいるということです。 若者全てが悪い訳ではありません。 しかし、若者らしく何かに挑戦する勇気を与えるのも親の責任かもしれません。
私の田舎でも、今から40年ほど前にこんな事故がありました。 お盆休みでしたが、5人乗りの乗用車に乗った6人の若者が信号無視で交差点に突っ込み全員即死でした。対向車はなく自業自得の暴走事故は悲しみの無い事故でした。
それは、町でも有名な悪ガキと言われた6人で、親でさえ手を焼くほどでその事故死に親が涙を流さなかったとニュースになったほどの事故でした。

とても教育や指導など出来ない若者がいるんでしょうか!? それは違います。上野動物園で話題のパンダの「香香」が可愛い可愛いと評判です。 まして人間の赤ちゃんが可愛くない訳がありません。
愛情がどれほど大きな指導の役割を果たすかを世の大人たちはもう一度それぞれの心に「勇気」を添えて、我が子、いや多くの若者(未成年)を見守っていこうじゃありませんか!?
同じ一生、本気になって歩くのも教育の一環のような気がします。 優しさに、笑顔を添えるだけで本物の勇気が湧いて来るはずです。
もう一度、この写真を見てください。子供たちは夢でいっぱいに見えませんか。
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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