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 役者として輝け

育てよ

もうあれから丁度1年になろうとしています。

良い作品、素晴らしい役者を育てたいとカメラ片手に京都へ行って来ました。
この若竹のように、夢をもって頑張っている若者は五万といる現状です。
しかも、誰もが役者になれる訳ではありません。
メジャーになれるってほんの一握りにしかすぎないのが現実なんですね!

現在、NHK等に出演している役者(タレント)でも、本当にひどいものだと常日頃その危機感を感じ
ているのが現状です。
NHK等に出演したから凄い訳ではありません。 どうしてこのタレントを抜擢したのだろうと不信に
思うことの方が多いですね!
これでは、日本の伝統芸もさびれてしまうと近年はそのことで東奔西走しています。

着物を着ての時代劇を言っているのですが、まったく様になっていないのは全て我々先輩の責任
であることをもっと危惧すべきでしょう。

ある企画を遂行するために私は一大決心をしてそのメンバーを教育しようと腰を上げたのが丁度
1年前。
ここで様々な現実を見ることになりました。
時代劇のなんたるかを知らない素人軍団が集まり舞台の構成を見たときです。 
知らない強みとはよく言ったもので「自分の感覚だけ」で構成台本を練ってくる。
それを今の若者が演じられると思っているから滑稽でした。

私は、その企画を引き受ける以上、ある「覚悟」をもって引き受けたのです。
出演者は別としてまずスタッフ(責任者)の教育になるのだが、ここで気づいたのがスタッフならぬ
出演者の勘違いでした。

京都・大阪で「剣舞」の体験(しさつ)に行ったとき、本場の京都でこれをやっているかと悲しくなった
ものでした。  勿論経営者も若い。
剣も嘘なら日本舞踊も嘘だ!   現在浅草でも「着物体験」ということで外国人を相手に浴衣をレ
ンタルしている店舗が至る所に出現しています。
そんな光景を見て私は時々教室の生徒さんに聞くことがあります。 
「あなたならあの浴衣で散策したいですか!?」・・・と。
決まって「嫌です」という。   なぜでしょう!?
さすがに、日本舞踊教室へ通う生徒さんは「何が違うか」判っているのです。

つまり、「商売」として人(きゃく)が来れば良いがあまりにも露骨だからです。
これでおもてなしと言えるのだろうか!? オリンピックが終わったら尻ぬぐいできるんだろうか!?

京都の「剣舞シアター」で私はそこの主宰者に言われました。
それは、私たち一行のポージングを私がやったことで起きました。
剣をもって撮る記念写真の絵柄が群を抜いていたからです。 私のそばに来たそこの主宰者は
私にこう切り出したのです。「何か、剣とか日舞をやっているんですか!?」・・・と。

確かに記念のポージングは自分でいうとおかしな話ですが、それは絵になっています。
それは、何を隠そう私が剣にしろ日舞にしろ、本物を追求して来たからです。

つまり、キャリアが違いすぎます。
私が何も言わないのにそこの主宰者は言葉を続けます。
「よくいろんな人に言われます。それは殺陣ではないと・・・! また日舞ではないと!? それでも
良いのです。 お客さんが喜んでくれるから・・・・」
ここが大きな問題なのですね!  恐ろしくさえ感じます。

私が知る殺陣チームの殆どもまるで「アクション」でしかありません。
いくら言っても分からないんですねきっと。  その殆どが外国人相手だからそれで済んでいるよう
ですが、日本人を騙すことはできません。
そこを追求すると怪訝な顔をして首をかしげます。 自分ではそれで良いと思っているからでしょう!

テレビでも映画でも重みや深みが感じられないで制作している。 アニメの延長であればそれは
仕方ないかなの部分もありますj。
しかし、侍や武士の美しさは微塵もありません。
当教室でこれはという若者に日本舞踊を習わせています。
基礎から日舞が身についたらその美しさは論外となることを知っているからです。
自分では気づかないかも知れませんが、それらの役者志望者が剣を持ったらすぐに理解できます。

日本の文化や伝統は他の国では真似の出来ない美しさがあります。

あの平昌オリンピックのもぐもぐタイムで日本の選手が「イチゴ」をほおばっていたシーンが何度も
見られました。
あのイチゴは韓国で購入したのは事実ですが、あのイチゴはその栽培方法を韓国のある農家の者
が日本から盗んだものであることは以前から報じられています。
中国でも昨日のニュースで「マスカット」の売れ行きが素晴らしいと報じられていましたね。
これも盗作です。 ネーミングまで登録され日本では困っていたのが情けないことに印象的でした。

つまり、日本の文化・伝統は食にいたるまで世界に誇れる一級品であるということです。

しかし、殺陣や日本舞踊はまさに日本を代表する伝統芸です。
簡単に身に着くほど芸はやさしいものではありません。 日本人の感性や奥ゆかしさがあってこそ
でこればかりは決して真似の出来るものではありません。

しかし、ここからが問題なのです。
私が危惧している点は、少しくらい剣を振り回せるようになったからとそれが本物であるが如く
それを生業にしようとしていることです。

剣を持つ前に「礼儀作法」を学びなさい。 
日本の素晴らしさは「心の持ち方」がどの国にも勝っているということです。
その心で剣を持ち、その心で舞ってこそ伝統に近づけるということをもっと真摯に受け止めるべき
でしょう。

大きな仕事を任せる人材にとある女性を抜擢しました。
上辺のきれいごとのみで「やれる」と思うほど甘くなかったことを私自身も痛いほど経験しました。
つまり、「やりたい」ことと「やれる」ことは違うという典型です。
芸事はサラリーマンのようには決していきません。

この竹林を観ても分かるように、何か日本の伝統というか文化に「本物」を追求する者が後に続か
ないかぎり日本の伝統芸は消え去ってしまいます。

今回の平昌オリンピックでも分かるように結果を出したアスリートはいくら平成の世であっても、
想像を絶する努力と飽くなき追求心があって身を結んだものです。

剣を持って立っただけで絵になる。 何かがにじみ出ていてこその絵柄なんだと言い切れます。

この竹林のように、私は誰よりも厳しいですが決して妥協せず風雨に耐え立派な姿に成長すること
を願って止みません。

この竹林の向こうに、日本の歴史が見えるように思いませんか!?
新入学・新社会人、春は芽吹きの季節です。

いくらでも可能性のある若者を正しく指導していきたい。
安易に夢を追う若者が少なくありません。 憧れは大切なことですが、憧れだけで生きて行けるほど
現実は甘くありません。

本気であるか、憧れでしかないかは本人の目を見れば分かります。
自分に嘘をつかず夢に向かって羽ばたいて欲しいと願わずにおれませんね。

日本の一番素晴らしい伝統は「相手に感謝できる心根」を持ち合わせていることでしょう。

近い将来、テレビに映画に、そして舞台に「本物の役者」として登場してください。

人気だけでキャスティングするような日本であって欲しくないですね。
担当者よ、目先や人気だけで作品を創るなと付け加えたい。  素晴らしい日本のために。





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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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