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 日本の伝統に触れて

お稽古1

近年、目に見えて海外の訪問(体験・見学)者が増えて来ました。

私どもは一般の生徒さんに日本舞踊のお稽古を楽しんで頂くことを主願に連日頑張っておりますが、
年々日本に訪れる海外からの観光客が増え、浅草寺の仲見世通りなどほとんど日本語を聴くことが
出来ないくらいです。
考えてみたら今より幾分その人数は多くはありませんでしたが、今から10年も前から外国人のため
に振袖や袴でその散策を楽しんで頂いた先駆者のようなものでした。
最初振袖だけで20着も揃え他の着物や袴(男性物)も入れたら大変な支度(じゅんび)金でした!!

それから6年も過ぎた頃でしょうか!? 1軒、また1軒とレンタル店が増え、今や過飽和状態です。

外国団体

10年も前からすれば本当に多くのお客様(外国人)が増えましたね!!
私どもは非常に大きなこだわりをもってずっと対応させて頂いてきました。
振袖のそれは全て「絹」製品ですから歩いて頂いたらすぐに分かります。 昨今、ゆかたなら何でも
良い・・・と言わんばかりのポリエステル物が町をかっ歩しています(涙)。
柄も日本人は決して選ばないだろうとするものばかりです。
それでも外国人はそれが何かを知りませんからみな喜んで外に出て行きます。
確かに外国人にはそれで良いのかな・・・と思わないわけでもありませんが、やはり日本の美しさは
ごまかしは決してききませんね。

ご存知かも知れませんが、現在浅草界隈だけでも新しくホテル建設に入っている箇所を本当に多く
みます。 お稽古場の前も後も例にもれずホテル建設のために古いビルが壊されたばかりです。

全て便乗商法でしかありません。
ブームが去った後が思い浮かんで来るのは私だけではないはずです。

私どもは、外国のお客様を相手にお稽古場を開設した訳ではありません。
家元の波島陽子が、一人でも多くの若者に「日本の伝統文化に触れて欲しい・・・」を第一義的に願い
今までやって来ました。
しっかりしたカリキュラムと素晴らしい芸の基礎をいかんなく発揮し今まで100名もの生徒さんがこの
門を叩きました。
結婚してお子さんが出来たり、地方へ引っ越さないかぎり原則続けて通われる生徒さんは現在80名
ほど。  ご年配のみなさんの心根が若者にも伝わり、理想形の教室は日々賑やかさを増しています。

伝える難しさは時代が変わればその生活環境でやむを得ない場合が当然出てきます。
しかし、着物はまさに日本を代表する素晴らしい文化であり伝統であることがこの教室の生徒さんは
しっかりと肌で感じているに違いないと思えるのです。
これは主宰者にとってなによりも嬉しいことです。

写真でお分かりののように特にこの団体さんに「満足感」が感じられないでしょうか!?

本物を提供する・・・。 これこそ「おもてなし」と言えるでしょう。
基本的に当社での着付けは全て新橋演舞場や明治座、他映画やテレビの舞台で活躍されている「着
つけ師」のみなさんに担当して頂いています。

蛇の目

これはほんの一例ですが、日本舞踊を見学に来たお客様にほんの少しの間「記念写真タイム」を設け、
記念の1枚を提供させて頂いています。
この蛇の目傘はおそらく生徒さんも見たことないと思いますが、なんと8万円もするまったくの本物です。

嬉しさはこの通りです。
どこまでやってあげられるか分かりませんが、お客様の表情を見ながら「楽しかった」「素晴らしかった」
と心に残ることを願いながらその時間に終始します。

お稽古2

本来であればきちんと衣装を着て、それなりのメイクを施してとも思うのですが、通常稽古の合間を縫
っての企画なのでそこだけが残念でなりません。

多くのインバウンド関係の会社からのご注文はひっきりなしで師匠波島には少し過酷のような気も
しますが、お稽古風景を体験できる生徒さんやお弟子さんには他では経験することのないこうした
企画。 緊張の中にも、これほど素晴らしい経験はなかなか出来ませんからね。

桜の季節も終わり教室は藤の花(装飾)に変わりました。
日本の四季を楽しみながら「日本は楽しかった」・・・と言って頂けるようにこれからも精進を重ね、日本
の伝統の為にもコツコツとですがもっともっと頑張りたいですね。

日本人に限らず、世界のみなさんにも日本の伝統に触れて頂ける仕事を生業に出来ることはこの上な
く嬉しいことだと思っています。




プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

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