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  あおり運転

交通安全


なんでもそうだが、ルールを守ればこれほど安心で安全なことはない。
当たり前が当たり前でなくなったときに痛ましい事故が起きる。

ここに来て、まだ「あおり運転」での悲惨な事故のニュースが絶えないでいますね!!

私の父も交通ルールを守らないダンプカーのドライバーによって即死しました。 もう何年も前のことですが、父は当時52歳でした。
今の52歳だったらまだまだ働き盛り、人生最高に謳歌できる年齢です。
この事故で私は交通事故は他人事でないことをしっかり胸に刻むことが出来ました。

私も仕事の関係で「運行管理者資格」を国家試験でしたが取得し200名のドライバーの管理に就いていたことがありました。
従業員は全てトラックの運転手。 長距離の大型車をはじめそれは大変な業務でしたね。
深夜も運行はあるわけで、いつどんなトラブルが飛び込んで来るか分からない。
今で言えば、雪国で車が動かなくなった、大渋滞に巻き込まれた等々、日々予想もしないことに出会いながらその職に就いていました。
そこでしっかり気づいたことは、事故の90%はそのドライバーの心の持ち方だということです。 それでも一方的にぶつかって来るもらい事故や地震や災害に巻き込まれるケース等々本当に想像もつかない様々な出来事に遭遇します。

運行管理責任者ですから、こちらが加害者であれば即出動で私の役割は「お詫び行脚」です。事故処理等残された処理等も保険業者だけに任せるのではなく、誠意をもってその対応に当たる。
ところが、事故処理が終ればドライバーはケロッとしている・・・・!!! そんな毎日でした。

安心で安全な業務とは・・・といかついドライバー相手にどう諭すのかが私の仕事。
ここで学べたことが、当たり前なことですが、みな人間だということです。 人間である以上、各々の生活環境や悩み、健康や精神状態、ありとあらゆることが関係していることを学びます。  しかし、最後はやはり人間です。
運送業の経営者だけではないと思いますが、社員に対する接し方を知らない経営者の多いことにも気づきました。
中には、従業員を「使ってやってる」などと傲慢な経営者も。

200台ものトラックを有する会社でも、その実態はすごいものでした。
全てとは言いませんが、実に自分勝手でドライバーをまるで道具のように扱う上司も当時少なくなかったですね。
待遇面も合わせ、利益を追求するあまりにドライバーに無理を言う。

今回高速道路での「あおり運転」もそうした環境が無い訳ではないということも併せ持ってこれから無謀な「あおり運転」について綴ってみたいと思います。

ひとつ言えるのは、このあおる・・・という行為はただただ自分勝手で、なんの申し開きもできません。
車は全て個室です。 自分の世界に酔いしれてハンドルを握っている人が殆どだと思ってください。
特に相手より大きな車を運転しているという優位性。 相手より高価な車に乗っている場合も同じです。もうお分かりのように、これは道路上でのいじめの一種です。 それが証拠には、普段おとなしい人がハンドルを持った瞬間からなぜか気が大きくなってその瞬間瞬間に吐く暴言がそれです。
あのおとなしい人が運転中に「危ない・・・・」と思った瞬間「ばかやろう・・・・!」と言い放った瞬間に遭ったことありませんか!?
おとなしいはずのその人が「ばかやろう・・・・」と吐き捨てるのです。
それが自分勝手な人間なら押して知るべしですね。

個室でひとり言のように叫ぶばかやろうくらい可愛いものです。
これが、自分勝手な人間がハンドルを握っていたらどうでしょう!! 

もう16年も前の出来事ですが、私が実際に遭遇した「あおり運転」の事例をお話しましょう。
当時、足の悪い従業員がいてその人を出勤前に迎えに行ったときの出来事です。 首都高速は私が出勤とは反対方面に車を進めていたため、朝ということもあって車道はわりと空いてはいましたが、それでも2車線追い越しをかけれるほど空いてはいませんでした。  従って、私の乗用車も前の車に続いて車間を空け普通に走っています。
どうも様子がおかしいなと気づいたのは首都高に入って15分ほどした頃、バックミラーに映る一台の大型トラックでした。
つまり、「早く行け・・・・」と言わんばかりのあおり運転だったんです。  しかし、譲ろうにも丁度タイミングの良い場所がありません。
そんなこんなであおられて5分ほどしたら、丁度追い越せるタイミングに後ろのトラックは猛スピードで私の車を追い抜いて行きました。
ところが、追い抜いた途端私の前に入り込み、今度は私の走行を妨害し始めたのです。  大型がジグザグ運転するとそれは危険極まりないですね。
危ない・・・・と思うから少し間隔を空けようと私は減速します。 すると相手も減速をし私の車が近づくのを待ち、近づいた瞬間赤いランプが点きます。 つまりブレーキをかけたということです。  まさにこれが殺人行為です!!  それが2kmほど続いたでしょうか!? 相手が悪かったですね。 私はメモにトラックの看板(会社名)と車番をメモ。その時の場所、時間もメモ。これで終わりです。

その日のお昼休憩に相手の会社の電話番号を調べ、運行管理者ではなく社長に直接その一部始終を説明しました。私が怒り声を出す必要は一切要りません。
事故が起きなければ何をしてもいいことには勿論なりません。 看板を背負って走る車は会社の広告塔です。

1週間後、その会社(宇都宮)の常務が当時のドライバーを連れて謝罪にやってきました。
ドライバーはハンサムで結婚して2年目でお子さんが生まれたばかり・・・!!!  私は運行管理の資格証を見せ、「相手が悪かったね~」ではなく「私で良かったね~」と。
私が当時、事故に遭ったわけではないけれど、「もし仮に他で同じことをし事故でも起こしたら家庭崩壊ですよ」と。
彼がこの16年もの間、こうしたあおり運転をしなかったとしたら私が呼び出したことは彼の人生にとって大きな救いになったと信じています。 彼のお子さんはもう17歳か18歳になったんでしょうねきっと。 良い父親でいてくれたら嬉しいですね。

しかし、私が言いたいのは、あんな素晴らしい青年でもハンドルを握れば気が大きくなるということです。空元気の空威張りなら可愛いものです。
しかし、そこに自分勝手な人間が我が物顔に威嚇してくるどうしようもない輩が実際に居るという現実です。
テレビの報道の殆どが、あおり運転で死んでしまった事案ばかりです。
これからの人生に大きな夢があったでしょうに、そんな人に限って惨い殺人にも似た加害者で人生を終えてしまうなんて本当に許せませんね。

もう1回はまだ私が雪国にいる頃の事例です。
高速道路を80kmくらいで走行中のこと。 それでも当時雪国のその道路は多少路面が凍結状態。
それでも私は高速道路でも気象状況をみて少し速度を落としていました。 私は一貫してその速度です。ところが、後ろから追い越せるということはそれ以上に速度が出ているということです。
何台か通り過ぎて行きました。 すると、1台の白い乗用車が走行車線を走る私に「どけ~!!」という訳です。 走行車線しか走れない私はそのまま走行を続けます。 すると白い車が追い越しにかかり、私を追い抜きます。
そこまでは何も問題はありませんね。 ところが、彼は相当カチンときていたのか追い越すなり私の前に出て即ブレーキを踏んだのです。  「危ない!・・・」、しかし一般道路のようにブレーキは踏めません。つまり道路は多少のアイスバーンになっているからです。 でも人間瞬間に反応し軽くブレーキをポンピング状態で2~3回ほんの瞬間ですが踏みました。すると私の車はブレーキにロックがかかったように車両がゆっくりと80kmで横に流れるようにスリップを始めました。
この話は確か以前にもしたかと思いますが、私はその瞬間「死ぬ」・・・・と思いましたね。 父の次に俺か・・・・
あの高速道路の車道を横すべりしながら右のガードレールにど~ん!! 左にど~ん! 右に左に計3回ぶつかって車両は止まりました。 運の良い男でかすり傷ひとつ無しで収まりました。  車両基地まで向かいに来た事務員2人はその無残な車両を見て大泣きに泣いていたことを覚えています。 それほどの衝撃だったんですね! 車両は大破.しかし無傷で助かった私は本当に奇跡でした。

いろんなケースで「あおる」。 その瞬間瞬間に頭に血が上るんでしょうね!!
ほんの瞬間でも、その0.01秒でも運が悪ければ被害者は命を落とします。  事故がおきなかったから問題にならない「あおり」の現状は相当数あるはずです。
事故が起きないまでも、追い越すときに「にらみ」をきかし、つまり威嚇して通り過ぎる車は少なくありません。
事故が起きてからでは何を言ってもどうすることも出来ないのです。

自分の車で威嚇するのも、会社の車で威嚇するのもみな同類です。 
まして、スマホなどを利用しながらも多く見かけますが、解決方法はハッキリと「心の持ち方」と分っていてもそれを注意できる大人がいなくなってしまったんでしょうか!?

身勝手な感情で大切な命を落とすなど断じてあってはいけません。  挨拶ができなくなっている昨今。心と心を通い合わすことの出来る環境づくりも大切なことです。
確かに暴力と言われる指導は良くはありません。  愛情あるげんこつなんてことが昭和にはいっぱいありました。
それが通らなくなったということは、愛情が希薄になったということでしょう。

難しい時代に突入しましたが、このままにする訳にはいかないので罰則という法整備でしっかり明るい社会になるよう真剣に考えないといけませんね。
事故が起きてからの、事件が起きてからの法整備。  そんなの誰だってできます。
本気で考えるなら未然に防ぐ方法(明るい社会)をそれこそが法整備をしていかないといけないでしょうね。

事件や事故、タレントの浮気や離婚等々ばかりを追いかけるのではなく、世の中には良いことをしている人がたくさんいます。顔がほころぶようなニュースを第一に報じるのも報道に課せられた大きな役割じゃないでしょうか!?

最後に、これだけ報道されている昨今、また事件事故を起こす輩はこうしたニュースを見ていないのだろうか!?不思議で仕方ありません。
被害を受け、悲しみのどん底にいてどうやって春を迎えるんでしょう。
加害者は、まるで他人事のように季節が来れば桜の下で酒に酔いしれるんでしょうか!?

あおり運転でハンドルを持つ人間に運転免許証が与えられる現状が恨めしいですね。

新しい年号(じだい)が少しでも安心で安全な世の中になることを願わずにはおられません。

真剣の法整備を進めることが先決のような気がしますね。  素晴らしい春を迎えるために。







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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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