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 あいさつ 8

事例3 販売時の挨拶
 挨拶の効果は絶大です。私は全員に制服の胸に名札を強要しました。当時胸にネームまでは少なかったのですが、日本一の販売員を揃えることを目標にしていた私はいろんなアイデアを施します。
何故笑顔が必要か?何故挨拶が大切なのか?何故チームワークが重要なのか?徹底して説きました。求めるばかりではありません。一流を目指している訳ですから一流にも触れさせました。大都市東京の三越百貨店、伊勢丹、京王。大阪にも足を運び販売員を連れて学ばせました。本当に素晴らしい接客技術を学び効果抜群です。会社も驚きましたが当時の専務は本当に快く許可をくれました。
当然他の店の同僚は羨ましがります。しかしそれは東京に行けたことが羨ましいのです。時間の経過とともに会社全体の士気も上がり優良店に相応しい販売戦士が育っていきました。血気盛んな私の手法は時にパイオニア的な行動を重ねていましたので模範としての役割もありました。胸のネームは当然大きく花開くときがやってきます。それはそれぞれの販売員に固定客がつくという現象です。はがきや手紙もたくさん届きました。みんな実名入りで当社の女子社員を褒めてくれました。そして感謝の言葉を下さったのです。
名古屋の土産品を販売する老舗ですが、商品は一流で全国名産として認知されている。それを販売している自分たちが一流でないのはおかしい・・・と説きます。
今でこそ味気ない接客の場は多くなりましたが、人間育成にも大きく影響した当時の様々な事例がそれを物語っています。「私がお相手します」、「私がお相手しました」と自信の持てる仕事(接客)はやはり挨拶からでした。教科書通りの挨拶では駄目です。たったひと言の「おはよう」にも百通りあります。それは顔や性格が違うように人の真似ではなく、心の中から出てくる挨拶が大事であることを説き続けました。
いくら挨拶でも、朝一番の挨拶と昼間の挨拶、夕方の挨拶、寒い日、熱い日、年末のように心が忙しないようなとき等全て違います。
人間の心理でしょうか?褒められて嫌な気分になる人はいません。胸に着けたネームを通し、後日感想が返ってくるなど想像できますか?それは決して通り一遍の挨拶でなかったことが証明されますね。
お客様に名古屋のお土産は商品だけでなく何を添えることが大切かを学んだ彼女らの活躍は名駅地下鉄振興会で話題となりモデル店として他の会社(販売店)が見学に来るようになったことでも明確にその結果を残していきました。私が講演活動をするようになったキッカケはここにあったのです。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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