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  便利とこころ 4

昨日も波島陽子先生を訪ねて一人の女性が日本舞踊教室の門を叩きにやってきました。見た感じバリバリのキャリアウーマンのようで、きっと現代をかっこ良く歩いているんだろうな!そんな雰囲気も漂っていました。
仕事の関係上、外国のお客様と接することも多いのだそうです。
彼女いわく、「私は日本人でありながら、何か一番大切なおもてなしの心のようなものが身についていないように思います」と言うのです。また、「日本舞踊を習うことが目的ではないのですが、振る舞いやしぐさ等は日本舞踊を習うことが一番良いのかなと思いまして」と語っていました。
同じような考え方の生徒さんは現在何人もいますが、日本もまだまだ捨てたものじゃないな・・・と嬉しく思いましたね!見学ということで他の生徒さんのお稽古を見つめているその姿に、こちらの方が教えられたほどです。
日本舞踊家の波島陽子先生は確かに師範でもあり、その美しい舞いと振付け作品は多くの支持を得て全国各地の舞踊の先生から作品の振付依頼が舞い込んでいますが、先生の目的は日本の舞踊を普及したいと思うと同時に、日本人ならではの美しい心の持ち方、表現方法をこの日本舞踊を通して一人でも多くの若者にお伝えしたいとするのが先生の心なのです。
現在、多くの女性(男性も当然いますが)が一生懸命学んでいるところですが、中には先生の心に感動して涙する生徒さんもいます。「私はゆかたを一人で着れないんですが・・・」と恥ずかしそうに言う人、そうした人からも数日経つと喜びの表情を伺えます。
昨年夏、台東区の教育委員会の依頼で区内全域から選ばれた17人(男女)の中学生に日本舞踊の指導を施しました。姉妹都市のデンマークで日本からのお土産として舞踊を披露したいとする依頼だったのです。若いだけに、彼等はすぐにゆかたを着てたためるようになりました。
今は感じないかも知れませんが、もう少しするとこの体験が生き、習っていて良かったと感じる日が必ず来ると確信もしました。茶道や華道等も日本の文化には欠かせない素晴らしい文化です。日本のしぐさや振る舞い、また心のようなものは表現できることで日本舞踊が一番良いのかなとなるようです。
踊れる技術(芸)も大切ですが、なにより心を身につけられることは大きな財産となりますね。改めて門を叩いてくる若者に教えられました。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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