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 自然の美しさ 1

祖父が自然を大切にする人だったようで特に花の観賞はその機会を多くいただき、子供の頃から花を飾る習慣が身についていました。
秋に球根を縁の下にしまい雪どけに玄関脇の庭に植えたダリアの花。大きく開いたダリアの花は今でも脳裏から離れません。5月頃になると牡丹の淡いピンク色と何とも言えないほのかな香りが漂うのです。秋には鉢で育てた菊の花です。もちろんその他藤の花他沢山咲き誇っていましたが忙しい忙しいと言っていた父の時代にその殆どが消え去ってしまったのです。
祖父は地元に明治神宮から分けていただいた菖蒲を持込み、今では季節になると観光名所のひとつになっていますが、菖蒲まつりでカメラ片手に集まった人たちを見るとその都度祖父のことが思い出されます。
こんなにも多くの皆さんに心の安らぎみたいなものを与えるきっかけとなった祖父の功績は凄いな・・・って。私が花や自然に魅かれるようになったのは間違いなく祖父の影響だったようです。実家が小さなお寺だったために仏壇に飾る花器はやはり一般のものより大きく華道のほんのさわりくらいは味わえていたかも知れません。
日本には日本の美しさ、南国には南国でしか味わえない美しさ、モンゴルの草原も何にも無いようですが他には無い自然の美しさに触れることができます。イギリスのマラザイアンに行ったときもまるでモンサンミッシェルを見るような光景を目に出来ました。これは決して日本で味わえる景色ではありません。
私が東北地方の山奥に講演で出かけたときのことです。かやぶきと囲炉裏で美味しい酒に舌づつみを打ちながら酔うような気持ちで地元の人に語りかけました。
その日は少しそのかやぶき屋根に雪がかかっておりその美しさたるやまるで日本昔話そのままの世界でした。
「こんな素晴らしい景色は決して絶やしてはなりませんね」、そう言う私に「先生はたまにしか来ないからそれが言えるんだ。毎日ここで生活している者の気持ちさなってみれ!サッシの家が良いに決まってるべ」。
私が勝手だったのでしょうか?でもやはり人間が求める素晴らしさって日本人ならやはり童話や昔話に出てくるそれかもしれません。外国に行っても別に新しいビルを見に行くわけじゃないのもきっと共通して求めている憧れなんでしょうか?
鎌倉の大銀杏が倒れても歴史を知らなければ反応できないかも知れません。自然を破壊するのは全て人間。自然を大切にしたいと思えるのも人間ですが!

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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