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 運命はこうして決まる 3

私がなぜこのように断言に近いことを言うか説明しましょう。
いまから17年ほど前に私はある果物に関する発明(アイデア商品)品の営業を手伝う機会を得ました。当時日本テレビで「発明大魔王」という番組があり全国からその発明品を募ったのです。優勝するとテレビに出るだけではなく賞金30万円を獲得できる楽しい番組でした。
当時そこの社長は何とか販路を広げるのに必死でしたので私の話もとんとん拍子に進んだのです。つまり、その商品を発明大魔王の番組にエントリーしたのです。演出や構成は大好きだったので面白いようにアイデアが生まれました。当日の出演は当然発明者の社長です。私はこの商品は画期的なのでとんでもないことになりそうな予感がありました。
ゲストに研ナオコさんが出演されていて大盛り上がりでした。そしてその発明品を子供たちを使いながら楽しい商品説明としました。結果は優勝です。30万円を獲得です。
当然全国からの問合せが続出で大変な効果がありまた。私はそれを持って東急ハンズを訪れました。即採用です。これは行ける!まるで夢のような希望に満ちた日々が続いたようです。
私はそこの社員でもなんでもないのでその後のことは詳しくは知りません。当時思ったことは社長の心根についてでした。確かにアイデアを提供し番組は大成功に終わりました。番組修了後食事会がある訳でなく頂いた賞金のおすそ分けがある訳ではありませんでした。勿論賞金の少しを頂きたかった訳ではありません。
こうした対応は社員にもきっと同じようでした。新聞にも週刊誌にも登場し営業もやりやすくなりました。
しかしこうした心の狭い経営者は結構いるのかも知れませんね。
でも私はここで思いました。こんなに素晴らしい商品を開発してもどこかでずっこけてしまうのでは・・・と。つまり、こんなに素晴らしいチャンスがあってもこれではきっとそのチャンスを生かすことは出来ないだろうと思いましたね。
東京ビックサイトでのアイデア商品展示会でも長蛇の列でした。そこに出店すべきですと勧めたのは当然私です。
その後上京してからは音信不通だったのでそれからのことは知りませんでしたが、ある時にそうだと思いインターネットでその商品を検索してみました。
見事に大活躍のようでした。ところが、その商品の製造販売をしている会社は九州の会社に変わっていました。そして当時の社長の会社はいくら検索しても名前すら出てこないのです。
私の勘ですが倒産した以外にないでしょう!果たしてこれもチャンスであったのでしょうか?
生涯に本当に3度のチャンスがあるとすれば、世の中のために、人のために優しい心で経営する姿勢があればその社長にはきっと最高のチャンスであっただろうと今でも思います。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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